行列の絶えない定食屋「菱田屋」店主の菱田アキラさんに教わるのは、刺し身をごまだれで食べる、博多名物「ごまかんぱち」。
ぶりやはまちに比べてあっさりとしたかんぱちに、こっくり濃厚なごまの風味がマッチする、お酒のおつまみにもぴったりの一品です。
『ごまかんぱち』のレシピ
材料(2人分)
かんぱち(刺し身用・さく)……200g
青じその葉……2枚
白すりごま……小さじ1
〈ごまじょうゆ〉
しょうゆ……小さじ2と1/2
みりん……大さじ1/2
白練りごま……小さじ2
練りわさび
作り方
(1)青じそは軸を切る。かんぱちはごく薄切りにする。ごまじょうゆのみりんは小さめの耐熱のボールに入れ、ラップをかけずに電子レンジ(600W)で20秒ほど加熱し、アルコールをとばす。
(2)器に青じそを敷いてかんぱちを盛る。ボールにごまじょうゆの材料を入れてよく混ぜ、かんぱちにかけて白すりごまをふり、練りわさび適宜を添える。
菱田屋流 うまいのコツ
しょうゆにみりんを加えて、九州で使われる甘口しょうゆの味わいに。グッと本場の味に近づきます。
しょうゆベースに塩練りごまを加えたたれの、刺し身にぴったりのこくと香りもたまりません。
お酒のおつまみにはもちろん、白いご飯のお供にも、ぜひ試してみて!
教えてくれたのは……
菱田アキラさん
創業100 年を超える、東京・駒場東大前の定食屋「菱田屋」の5 代目店主。「菱田屋の料理で、ゆっくりお酒が飲みたい!」というリクエストにこたえ、2021 年に「菱田屋酒場」をオープン。受け継いだ昔ながらの味を守りつつ、酒場オリジナルの料理を提供し、人気を集めている。