和菓子作家 坂本紫穗の 
手作り こどもわがし

2025.01.10

いちごミルクかん【和菓子作家・坂本紫穗の〈手作りこどもわがし〉】

ふたつの味を楽しむ♪ 粉寒天と豆乳で作る、いちごミルクかん


あけましておめでとうございます。
昨年は念願だった「手作りこどもわがし」の連載を始めることができた、実り多き一年でした。
身近な材料で簡単に作れて、体にやさしく、子どもたちがパクパク食べられる “こどもわがし” を、今年もたくさん考えていきたいです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

おかげさまで娘は無事に2歳半を迎え、ますます元気いっぱいです。おしゃべりも止まりません。最近の朝食前の朝活ははさみ。使い込んだ折り紙や不要になった紙を、切って切って切りまくる! という自主練を重ねています。


最初は後片づけが大変でしたが、最近は自分でお片づけもするようになりました。
さて今日も、そんな娘といっしょにおやつ作りをしたいと思います。


今月は旬のいちごを使った『いちごミルクかん』
いちご味とミルク味の2つの味を楽しめる、紅白市松模様のお正月らしいお菓子です。
粉寒天を使って、より作りやすくしました。
新年を迎え、おめでたい気分でぜひお試しください。


「いちごミルクかん」のレシピ


「いちごかん」

材料(4~6人分)

いちご……140g
粉寒天 …… 2g
水…… 70ml
グラニュー糖…… 30g
レモン汁 ……  小さじ2

※7.5×12×高さ4.5㎝の型(流し缶)を使用


作り方

1 いちごを切る

いちごは水でかるく洗ってへたを取り、7mm角くらいにカット。
娘は木の包丁で切るまねっこです♪

2. 小鍋に材料を入れる

すべての材料を小さめの鍋に入れ、へらで混ぜ合わせる。


3 煮る

鍋を中火にかけて、へら(耐熱)で全体を混ぜながら煮立たせる。
煮立ったら弱火にして、へらでゆっくり混ぜながら3〜4分煮る。


4 型に流し入れる

耐熱の型(流し缶)に入れる。

粗熱が取れて固まったら、ラップをして冷蔵庫に入れ、30分以上しっかりと冷やす。


ミルクかん

材料(4〜6人分)

・無調整豆乳または牛乳  150ml
・粉寒天               2g
・水                      40ml
・グラニュー糖           20g

※7.5×12×高さ4.5㎝の型(流し缶)を使用

作り方

1 小鍋に材料を入れる

すべての材料を小さめの鍋に入れ、へらで混ぜ合わせる。

2 煮る


鍋を弱火〜中火にかけて、へら(耐熱)で全体を混ぜながら煮立たせる。
煮立ったら弱火にして、へらでゆっくり混ぜながら1分ほど煮る。
 

3 型に流し入れる

耐熱の型(流し缶)に入れる。
粗熱が取れて固まったら、ラップをして冷蔵庫に入れ、30分以上しっかりと冷やす。

 

こどもといっしょに仕上げよう♪


仕上げのカットはこどもといっしょに楽しみましょう!
娘も自分の分をカット。
スケッパーを使うと小さな子どもでも切りやすく、安全にできるのでおすすめです!

集中しています。

でき上がり!

器に盛りつけたら、ちょうどおやつの時間です。
今日もたちまちペロリと完食。

いちごかんの甘酸っぱさと、やさしいミルクの組み合わせがお気に入りのようで、交互に食べるのが娘流。
いつの時代も“いちごミルク”は人気ですね。

いちごがおいしいこの季節にぜひお試しください♪



坂本紫穗(さかもと しほ)

和菓子作家。「紫をん」の名でオーダーメイドの和菓子を作品として制作・監修。日本国内および海外で和菓子教室やワークショップ・展示・レシピの開発を行う。素材や色、表現方法にこだわった作品が人気。

紫をんweb  https://shiwon.jp
紫をんInstagram https://www.instagram.com/shiwon.wagashi/


バナー撮影/有賀 傑 料理・撮影・文/坂本紫穗 

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