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和菓子作家 坂本紫穗の 
手作り こどもわがし

2026.03.10

渋抜きなしで作る、まるごとあんこ【和菓子作家・坂本紫穗の〈手作りこどもわがし〉13】

栄養をまるごと♪ 渋抜きなしの「まるごとあんこ」

今日は簡単な手作りあんこ、その名も「まるごとあんこ」の作り方をご紹介します。
小豆を渋抜きせずに渋ごといただく「まるごとあんこ」は小豆のポリフェノールがたっぷり。
もちろん苦手なかたもいると思いますが、渋抜きをしない手作りあんこが気になるかたはぜひ挑戦してみてください。
栄養面と簡単さを優先した、やさしい甘さのあんこです。

娘もあんこが大好き。

わが家では毎朝ヨーグルトに少量入れています。

個人的に「まるごとあんこ」におすすめのお砂糖は黒糖です。

黒糖はミネラル・ビタミンも豊富。風味も強いので小豆の渋感をやわらげてくれます。

もちろん黒糖以外の砂糖でも問題なく作れますので、お好みでお試しください。

「まるごとあんこ」のレシピ

材料(でき上がり400~450g分)

小豆…… 150g
水……600〜700ml
黒糖(または好みの砂糖)……60g〜

作り方

1  小豆を水で洗う

小豆をさっと水で洗い、ざるなどに上げる。

2 小豆を鍋に入れて火にかける

鍋に小豆と分量の水を入れて中火にかけ、煮立たせる。

3 ふたをして煮る

煮立ったら、鍋にふたをして弱火で45〜60分、小豆が柔らかくなるまで煮る。
ときどきふたを開けて味見をし、小豆の皮の堅さが気にならないくらいの柔らかさになるのが目安。水分がたりなくなったら、少しずつ水をたして煮る。

<ポイント>
鍋の素材や大きさ、小豆の種類や状態によって柔らかくなる時間が変わるので、30分を過ぎたら5分に一度くらいの頻度で小豆の堅さと水の量を確認するのがおすすめです。

※上の写真は45分煮たところ

4 砂糖を加えて煮る

好みの粒あんの質感まで小豆が十分に柔らかくなったら、小豆が浸るくらいの水分量になるように必要であれば水をたす。
黒糖または砂糖を加えて混ぜる。
味見をしてみて、甘さがたりなければ好みで黒糖または砂糖をたす。
鍋底からしっかりと混ぜながら、好みの加減まで10~15分煮詰める。

<ポイント>
あんこはさめると固くなるので、ややゆるめに仕上げるのがおすすめです。

<自分好みに仕上げよう!>
小豆の粒を残しながら煮ても、混ぜるときに少しつぶしながら煮てもよし。
甘さは控えめの配合にしています。砂糖の量や種類・小豆のつぶしぐあい・あんこの柔らかさ(水分の量)は、食べ方やお好みに合わせて自由に楽しんでください。数回作ってみると、お使いの鍋の煮えぐあいを含めコツがつかめてくると思います。

※上の写真は黒糖を加えて煮詰めているところ

5 鍋から出して粗熱を取る

あんこをバットなどに移して平らに広げ、(水分のとびすぎを防ぐために)ぴったりとラップをかけて粗熱を取る。

※鍋に入れたままおいておくと、鍋底にあんこがこびりつくことがあります。

もちろん、温かい状態でもおいしくいただけます。

栄養たっぷりの「まるごとあんこ」のできあがり。
冷蔵庫に入れ、お早めにおめしあがりください。保存は冷蔵で1週間くらいが目安です。

食べ方はいろいろ。

お餅にからませたり、

トーストにのせたり。

お好みの食べ方で楽しんでください。

「まるごとあんこ」で作る「かんたんおはぎ(ぼたもち)」(3月12日公開予定)
もぜひ。


坂本紫穗(さかもと しほ)

和菓子作家。「紫をん」の名でオーダーメイドの和菓子を作品として制作・監修。日本国内および海外で和菓子教室やワークショップ・展示・レシピの開発を行う。素材や色、表現方法にこだわった作品が人気。

紫をんweb  https://shiwon.jp
紫をんInstagram https://www.instagram.com/shiwon.wagashi/


バナー撮影/有賀 傑 料理・撮影・文/坂本紫穗 

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