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和菓子作家 坂本紫穗の 
手作り こどもわがし

2025.07.07

れんこんかん【和菓子作家・坂本紫穗の〈手作りこどもわがし〉10】

シャキシャキ食感で涼やかに♪さとうきび糖で作るれんこんかん

暑い日が続きますね。

最近の娘のおうち遊びの定番になってきたアクセサリー作り。

たくさん作って、ぬいぐるみたちにもプレゼントしています。

毎回、配色や長さを変えるのがこだわりのようで、母はこまめにパーツの在庫を確認しては補充する日々。

もうしばらくブームが続きそうです。

さてさて、今日は涼やかなお菓子を作りましょう。
今月のお菓子はれんこんを使った『れんこんかん』。

さとうきび糖を使って、風味よく仕上げました。

スーパーに新れんこんがあったので今回はこれを使いましたが、もちろん普通のれんこんでも作れます。

れんこんのシャキシャキ食感が涼を誘います。

ぜひ、この暑い季節にお楽しみください。

「れんこんかん」のレシピ

材料(4〜5人分)

れんこん(皮つき)…… 140g
粉寒天……2g
さとうきび糖……40g
水……230g

作り方

1  れんこんの皮をむく

ピーラーでれんこんの皮をむきます。

ピーラーを使うと簡単ですが、れんこんの皮は硬いので気をつけて作業してください。

2 れんこんをすりおろす

おろし器でれんこんをすりおろします。

れんこんはしっかり持ちつつも、力を入れ過ぎず、少しずつすりおろしましょう。

3 小鍋にれんこん以外の材料を入れる

小鍋に粉寒天、さとうきび糖、水を入れて混ぜ合わせる。

4 火にかけ、煮溶かす

鍋を中火にかけて、混ぜながら煮立たせる。
煮立ったら弱火にして、混ぜながら寒天とさとうきび糖を煮溶かす。

5 れんこんを入れる

鍋にすりおろしたれんこんを入れ、ゆっくりと混ぜながら弱火で3分程度煮る。

6 鍋ごと冷やす

小鍋よりひとまわり大きな鍋やバットに水をはり、鍋ごと冷やす(40℃くらいまで)。
水を2〜3回入れ替えるとより早くさめます。

7 容器に流す

40℃くらいになったら、流し缶や深さのある器に流し入れる。

 冷蔵庫でしっかり冷やして、固まったら完成です。

できたてを食べてみよう♪

今回は小さめにカットして盛りつけました。

待ちきれない娘がさっそく、パクり!

シャキシャキの食感がおもしろいようで、今回も一瞬で食べてしまいました。

深さのある小さな器に1人分ずつ流して、スプーンで食べるのもおすすめです。
夏のおやつにぜひ、お役立てください。

涼やかなお菓子とともに、みなさま、休息と水分をしっかりとってお過ごしくださいね。


坂本紫穗(さかもと しほ)

和菓子作家。「紫をん」の名でオーダーメイドの和菓子を作品として制作・監修。日本国内および海外で和菓子教室やワークショップ・展示・レシピの開発を行う。素材や色、表現方法にこだわった作品が人気。

紫をんweb  https://shiwon.jp
紫をんInstagram https://www.instagram.com/shiwon.wagashi/


バナー撮影/有賀 傑 料理・撮影・文/坂本紫穗 

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