2023.08.23

【子どもと考えるSDGs】「プラントベース」の食事が、地球を救う!?

最近、「プラントベース」という言葉をよく耳にしませんか? おなじみのファーストフード店やファミリーレストランなどでもプラントベースのメニューが増えてきていますよね。


そもそも「プラントベース」とは、「植物(Plant)」と「由来(Based)」を組み合わせて作られた言葉。野菜、果物、穀類、豆類など「植物由来の原材料を使用した食品や食事」を指します。

ヘルシーな食生活として、日本でも人気が高まっていますが、プラントベースが世界的なムーブメントとなっている理由は、健康面だけでなく、「地球環境にやさしい」から。

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プラントベースの食事が地球にやさしい理由


動物性食品といえば肉や乳製品が思い浮かびますが、じつは家畜(牛、豚、鶏など)の飼育には、地球温暖化の原因となる二酸化炭素やメタンガスといった「温室効果ガス」が大量に排出されており、環境に大きな負荷をかけていることが知られています。プラントベースフードを選ぶことは、地球にやさしい選択をしているのと同じ。つまり食べることでSDGsに貢献できるんです!

おうちでプラントベースの食事をするには?


プラントベースは、「肉などの動物性食品を食べてはいけない」というわけではなく、「植物由来のものを、より積極的にとっていこう」という考え方。肉食中心だった食事を、肉以外のものを選んでみる日を作るだけでも、体と環境にうれしい効果がいっぱいありますよ。

1 野菜が主役の日を作る

野菜がメインの献立を考えてみましょう。カレーやポトフ、シチューなど食べ慣れているメニューを、肉の量を半分にしてそのぶん野菜を倍にするだけでもOK。野菜や大豆製品を中心にした昔ながらの日本食も立派なプラントベースフードです!

2 肉の代わりに「大豆ミート」を使う

大豆を加工し、肉のような食感に仕上げた「大豆ミート」。初心者でも扱いやすい「ミンチタイプ」をハンバーグやミートソース、そぼろなどいつものひき肉料理に代用してみて。

3 おやつを果物や野菜にしてみる

いつものおやつを果物や野菜にしてみましょう。さつまいもやとうもろこしを蒸したものはこどもに大人気!

 
「今日の晩ごはんのメインは何にしよう」、そんな身近な話題が、環境問題につながっているとは驚きですよね。プラントベースフードを積極的に食べることの意味、ぜひこどもといっしょに考えてみてください。

 
『こどもオレンジページ No.5』より)

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監修/中村美穂 イラスト/ MASAMI 文/太田順子 

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