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2026.02.28

子供に伝えたいひな祭り|ちらし寿司やはまぐり、白酒、ひしもち等の食べ物の意味は?

3月3日ひな祭り。おひなさまを飾って、ちらしずしを食べて……と、その習慣は知っていても、もともと何の日で、食べるものには何の意味があるのか、子どもに聞かれたときにきちんと答えられる人は少ないかもしれません。

そこでこの記事では、ひな祭りがどんな意味を持った日なのか、一つ一つの食べものにはどんな意味があるのかを、解説します。

桃の節句

ひな祭りとしておなじみの桃の節句は、正式には上巳(じょうし)の節句といいます。3月3日など暦で奇数が重なる日は、邪気をはらうべき日であり、季節の節目となる日。この文化は、古く中国から日本に伝わってきました。人形が人間の災いの身代わりになってくれるという中国の古い風習が、日本でふだんから行われていた女の子のひな遊びと結びつき、ひな飾りに発展したのです。また、季節の花である桃を供えたり、磯遊びで海水をすくって顔や手を洗って清めたりする風習もあります。

ちらし寿司

桃の節句にちらし寿司を食べる風習はわりと新しい文化で、明治時代以前はお赤飯が食べられていました。お赤飯の赤色には厄払いの意味があります。近代になると雑誌などでさまざまなお祝いのしかたが広まり、そのひとつのちらし寿司が定番化したようです。

はまぐりの吸いもの

磯遊びや海水で体を清めるときに、潮干狩りも行うことがあったよう。そこでとったはまぐりなどの貝を料理してお供えし、いただく慣わしです。

よもぎもち、ひしもち

おもちは神様に捧げる大事な食べ物。中国や平安時代の日本では、母子草と呼ばれていた春の七草のひとつ「ごぎょう」を混ぜ、おもちにしていました。そして時代とともによもぎが使われるように。春の若葉を使うのは春の訪れを祝う気持ちや草による邪気ばらいの意味であり、ひしもちの赤は魔よけ、白は神聖さを象徴する色なのです。

白酒(しろざけ)

甘みがあって白くにごったお酒。神聖な儀式のときに、神様に供える大事なアイテムとして登場します。

親子でいっしょにパーティをしながら、ぜひお話してみて。

『こどもオレンジページ NO.9』より)

監修/江原詢子 イラスト/霜田あゆ美 取材・文/田中祐子 編集部・持田

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