こどもが料理をしはじめる時期には、2 歳はまだ早いとか、5 歳になったらやって当然、というような年齢での区切りはありません。料理の手伝いをしたがったり、興味を持ったときが、ズバリ、挑戦するタイミング。では、どんな点に注意して料理をしていけばいいのでしょうか?
前向きな声かけで料理が楽しくなるように

常に「失敗してもいいよ!」「大丈夫 ! できるよ!」と、前向きな言葉をかけてあげましょう。こどもは緊張がほぐれて、楽しく料理ができるようになります。もちろん、初めは失敗することもありますが、笑顔で解決策をいっしょに考えてあげると、結果を怖がらず別の方法に挑戦することも学べます。
キッチンではなく、食卓で座ってやってみても

キッチンで踏み台に立って作業すると、そわそわ、気が散って集中できない子もいます。いつも座っている食卓でやってみると、案外、こどもはリラックスしてのびのび、ていねいにやってくれます。
親子で料理をするメリットとは?

◆失敗を怖がらなくなる
こどもが失敗しても、親は「大丈夫 !」と笑顔で伝えるだけでOK! 別の料理にアレンジしたり、次にもっと上手にできた経験を積んだりすることで、失敗は怖がらなくていいもので、次の行動が大切なんだと理解します。
◆親も成長できる
ひとりで最後までやり遂げる経験は、こどもの自立に大切なこと。親も、口も手も出さずに見守ることができたとき、自身の成長や自信につながります。これを具体的、かつ手軽に体験できるのが、料理です。
◆自信がつく
こどもは試行錯誤を繰り返しながら料理を完成させることで、自信をつけます。そして、親に「おいしい」と食べてもらうことで、その自信が「がんばればできるようになる!」という確信に変わります。
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