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2025.08.22

自由研究に!【なぜなぜキッチン実験室】魚の不思議③“あじ”の豆知識とレシピを紹介!

いつもご飯のおかずとして食べている魚。「どのぐらいの大きさ?」「走るスピードはどのぐらい?」など、魚の不思議について調べて、おいしい料理も作っちゃおう! 第3弾は「あじ」です。自由研究の題材としてもおすすめです!

第1弾「鮭」の豆知識とレシピはこちら

第2弾「まぐろ」の豆知識とレシピはこちら

“あじ”の不思議① あじの種類は、なんと約150も!

世界中の暖かい海にすんでいる、あじの仲間たち。たくさん種類もあって、その数なんと150 以上! 日本でよく食べられているのは夏に旬を迎える「真あじ」で、刺し身やフライにしてもおいしいよね。

また、「真あじ」のなかにも背が黄色い「黄あじ」や、全体が黒っぽい「黒あじ」などと呼ばれるものなど、さまざま。ブランドあじとして人気の「関あじ」も真あじの一種で、大分県・佐賀関の沖合、豊後水道で漁師が一本釣りしたものなんだ。そのほか、島根の「どんちっちあじ」長崎の「ごんあじ」など、日本各地でブランドあじが育てられているよ。

“あじ”の不思議② 三枚おろしって何だろう?

「三枚おろし」という状態で売られていることがあるあじ。背骨が堅くて食べにくいから、料理をするときは、背骨を真ん中にして、右側と左側の身(二枚)と、背骨に少し身がついた部分(一枚)の合計三枚に分けることが多いんだ。

まず、ぜいご(尾の近くのとげのようなうろこ)をそぎ取ってうろこを除き、頭を落としたら肛門からおなかに向かって包丁を入れて。内臓を除いて身を開き、骨にそって身を切り離して二枚に(二枚おろし)。骨が残っているほうの身を、中骨から切り離すと、三枚おろしの完成! あじでも小さいものは二枚おろしにすることもあるよ。

あじで料理を作ってみよう!~「あじフライ 梅タルタルソース」のレシピ

スーパーの魚売り場でお店の人に頼むか、三枚おろしになっているものも売っているよ。小骨を取り除くと食べやすさがぐんとアップ! 揚げるときは大人に手伝ってもらってね。揚げたてに、さわやかな梅風味のタルタルをたっぷりかけて。

材料(2人分)

あじ(三枚おろし)…3尾分(6切れ・約240g)

バッター液
 小麦粉、牛乳… 各大さじ4
 塩…小さじ1/4
 こしょう… 少々

梅タルタルソース
 梅干し… 1個
 ゆで卵… 1個
 玉ねぎ… 1/8個(約25g)
 マヨネーズ… 大さじ2
 水…小さじ1

キャベツのせん切り… 適宜

青じその葉のせん切り… 適宜

パン粉

サラダ油

作り方

1 梅タルタルソースを作る

梅干しは種を取り除き、包丁でペースト状になるまでたたく。ゆで卵は殻をむいて粗く刻む。玉ねぎはみじん切りにする。すべてボールに入れ、残りの材料を加えて混ぜ合わせる。

2 あじの骨を抜く

あじは骨抜きで1~2本ずつ尾から頭に向かって斜めに引き抜き、小骨を抜く。反対側の手で身をしっかり押さえるのがポイント。

3 あじにバッター液の材料をからめて、パン粉をまぶす

バッター液の材料を混ぜ合わせてあじにからめ、パン粉適宜をまぶしつける。

4 フライパンで焼く

フライパンにサラダ油大さじ5を弱めの中火で熱し、3を並べ入れて2~3分揚げ焼きにする。きつね色になったら裏返し、サラダ油大さじ2をたして2分ほど揚げ焼きにし、油をきる。

5 梅タルタルソースをかけて、できあがり!

器にキャベツと青じそを混ぜて盛り、4をのせて1をかける。

第1弾の“鮭”、第2弾の“まぐろ”の不思議やレシピもぜひ参考に♪(『こどもオレンジページNo.8』より)

第1弾「鮭」の豆知識とレシピはこちら

第2弾「まぐろ」の豆知識とレシピはこちら

監修/藤本勇二(武庫川女子大学教育学部教育学科教授) 料理/重信初江 撮影/澤木央子 スタイリング/阿部まゆこ 構成・文/singt イラスト/てぶくろ星人 

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