いつもご飯のおかずとして食べている魚。「どのぐらいの大きさ?」「走るスピードはどのぐらい?」など、魚の不思議について調べて、おいしい料理も作っちゃおう! 第2弾は「まぐろ」です。自由研究の題材としてもおすすめです!
第1弾「鮭」の豆知識とレシピはこちら!
第3弾「あじ」の豆知識とレシピはこちら!
“まぐろ”の不思議① まぐろはどれくらい大きいの?
まぐろといっても、たくさんの種類があって、大きさもさまざま。いちばん大きいのは「黒いダイヤ」とも呼ばれる高級魚「黒まぐろ」。カナダで676㎏もあるものがとれたこともあるよ!
すしや刺し身など、日本人はまぐろが大好きだけど、いちばんよく食べられているのは、静岡をはじめ、宮城、宮崎などの海でとれる「きはだまぐろ」。体長は200〜250㎝で、250㎝は部屋の床から天井までの高さと同じくらいだね。
いちばん小さなまぐろは「びんながまぐろ」で、脂ののった部分は「びんとろ」としておすし屋さんでも人気。体長は120㎝前後で、小学校1〜2年生と同じくらいだよ。

“まぐろ”の不思議② まぐろは永遠のスイマー

まぐろは一生泳ぎつづけるといわれているけど、実際、かなり速いスピードで泳いでいるんだ。時速80〜90㎞と高速道路で車に乗っているときと同じくらいで、最高時速160㎞にも!
24時間休むことなく口も開けっ放し。水中の新鮮な酸素を口からえらに取り込んでいて、泳ぎをやめると酸素不足になるので、死ぬまで泳ぎつづけるというわけなんだ。まぐろの体は高速で泳ぐために、冷たい海でも体温が下がらないようになっていて、形が紡錘形(ラグビーボールのような形)なのも、泳ぐときに水の抵抗を受けにくくして、無駄がないようにという理由なんだね。
まぐろで料理を作ってみよう!~「まぐろの手こねずし」のレシピ

まぐろの刺し身を使った料理を紹介するよ。すぐに食べられるように一口大に切ってあるものではなく、「さく」(小さく切り分けていない、かたまり状のもの)を使ってね。甘辛いたれに漬けたまぐろが、ねっとり濃厚!
材料(4~6人分)
米…3合(540㎖)
合わせ酢
酢…1/2カップ
砂糖…大さじ1
塩…小さじ1と1/2
まぐろ(刺し身用)…2さく(約300g)
漬け汁
しょうゆ、酒…各大さじ2
みりん…大さじ1/2
しょうがのみじん切り…2かけ分(約20g)
青じその葉…15枚
みょうが…5個
貝割れ菜…1パック
作り方
1 米を炊く
米はといでざるに上げ、水けをきる。炊飯器の内がまに入れ、3合の目盛りまで水を加える。そこから1/2カップを取り除き、普通に炊く。
2 合わせ酢を作り、ご飯に混ぜる
耐熱のボールに合わせ酢の材料を入れてラップをかけ、電子レンジで30~50秒加熱して混ぜる。飯台または大きめのボールに炊き上がったご飯をあけ、合わせ酢を回しかける。しゃもじで切るように混ぜ、うちわであおいでさまし、ぬれぶきんをかけておく。
3 まぐろを漬け汁に漬ける
耐熱のボールに漬け汁の材料を入れ、ラップをかけて電子レンジ(600W)で30秒加熱し、さます。まぐろはペーパータオルに包んで10分ほどおき、幅5mmのそぎ切りにする。漬け汁に10分ほど漬ける。
4 青じそ、みょうが、貝割れ菜を切る
青じそは軸を切り、せん切りにする。みょうがは縦半分に切ってから横に薄切りにする。貝割れ菜は根元を切り、長さ2cmに切る。
5 器に盛ってできあがり!
2にしょうがを加えて混ぜ、器に盛る。4を飾り用に少し取り分けて残りを全体に散らし、3のまぐろをのせる。残した薬味をバランスよく散らしてできあがり!
第3弾は“あじ”の不思議に迫ります。あじのレシピもご紹介!お楽しみに♪(『こどもオレンジページNo.8』より)
第1弾「鮭」の豆知識とレシピはこちら!
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