音楽劇『アヤとピノッキオの冒険』の稽古に奮闘中!
この夏、人生初の舞台に挑戦しています。
出演するのは、東京の日生劇場をはじめ、全国各地の劇場やホールで公演を予定している音楽劇『アヤとピノッキオの冒険』。
わたしは、ピノッキオ役をやらせていただきます。
初めてのお芝居、しかもダンスや歌がたくさんある音楽劇!
またとない機会をいただき、わたしの冒険が始まりました。

これを書いている7月は稽古の真っただ中。
初日は、
「いくつになっても初めての挑戦というのはよいものですね(ニッコリ)」
と声をかけてくださった演出家の野上絹代さんに、緊張でぎこちない笑顔を作るので精いっぱいでした。情けない……!
歌稽古、本読み、立ち稽古、振り入れなど、稽古場で経験するすべてが新鮮で、ややなまりはじめた脳みそに手を突っ込んでブンブン揺らされているかのような刺激的な毎日です。感情や記憶がぐちゃぐちゃのまま、ブルドーザーのように体当たりで稽古に励み、体のどこかがずっと筋肉痛のままです。
DJみそしるとMCごはんという仕事を続けてきて、いつの間にか「自分の型」ができ上がっていました。そんな中で、このような経験ができることが信じられなくて、ふと「本当にここにいてもいいのかな」と思う瞬間があります。まるで違う世界線にいるような。
脚本、演出、音楽、衣装、大道具、小道具。
見えないところまで、この作品に携わる素晴らしいかたがたとごいっしょできるぜいたくさをかみしめながら、過去の自分からどれだけはみ出せるか試行錯誤しています。
【カオス】母はピノッキオ、長男はウルトラマン、次男はハイハイ怪獣

とうもろこしごはん/キャベツとにんじんと玉ねぎのみそ汁/サケフライ
家に帰れば、お母さん業が待っています。
稽古場からの帰り道、いつもとは逆方向のスーパーに寄って、慣れない陳列レイアウトの中をさまよい食材を買って帰ります。こっちのスーパーは魚介類が充実していて、魚が食卓に上る日が増えました。
自転車に乗りながら、料理をしながら、頭の中では稽古を思い返しています。そこに少しずつ日常がフェードインしてきます。
最近、長男はウルトラマンへの憧れから空手に興味を持ち、体験教室に。
先生や生徒たちの姿をまねて、小さな拳を一生懸命突いています。
わたしも、心の中で「いいぞいいぞ!」と叫び、気の早い応援団になっていました。
水分補給しているときに、高学年の生徒が組手をしているのを見て、「ぼく、あっちがやりたいんだよねぇ」なんて言っていました。初めての環境なのに、臆する様子はまるでありません。さっそくひとり友達ができ、自転車の後ろで「楽しかった! また行きたい!」と話してくれました。
帰ってからも、習ったばかりの型を復習したり、大きなぬいぐるみを怪獣に見立ててタックルしたり、ウルトラマンの世界と空手と自分の日常が地続きになっています。
わたしも、お皿を洗いながらセリフを声に出したり、怪獣と戦う長男の横でダンスをしています。ときには、ピノッキオのままウルトラマンと戦ったり、いつの間にかセリフを覚えた長男が合いの手を入れてくれることも。そして、その横を最近マスターしたハイハイで通り過ぎる次男。家庭内の稽古場は、今日もカオスです。
次男がハイハイのコツをつかんだのは、ワンオペの休日でした。
外に連れ出すことをあきらめて兄弟とダラダラと過ごしていたときのことです。次男の前でスマホのインカメをつけたまま少しずつ離れてみると、画面に映る自分を追いかけるようにハイハイしてくるではありませんか!
転がったり、バックしたり、動きがダイナミックになっていたので、そろそろかな? と思っていた矢先のことでした。
ずりばいをすっ飛ばして、ハイハイデビューです。下からあおった画角なので、まるで赤ちゃん怪獣が追いかけてきているかのような記念映像が撮れました。

わが家は、それぞれが冒険の真っただ中にいます。
たぶん、夫も。いつかピノッキオの思い出を振り返ったとき、このあわただしくもにぎやかな毎日とセットで懐かしめたらいいな。今は、シャカリキに頑張ります!
今回のリリックメモ


PROFILE
DJみそしるとMCごはん
1989年生まれ、静岡県御殿場市出身。
「おいしいものは人類の奇跡だ!」をモットーに、トラック、リリック、アートワーク、Music
Videoなどを自ら制作し、料理と音楽の新たな楽しみ方を提案する、超自家製ラッパー。ラップにのせて「手作り家ごはん」の楽しさを伝える「歌と料理」の5分番組『ごちそんぐDJ』(NHK Eテレ
2014~2022年度)に出演し人気に。2022年に第一子、2025年に第二子を出産し、2児の母に。

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