油のパワーを知って、食べてみよう! 植物油大研究!【第2弾】

植物油の魅力やヒミツ、「なぜ?」を探る第2弾! 植物油に豊富に含まれている脂質は、三大栄養素の一つ。ほかの栄養素と合わせてバランスよく摂取すれば、体にうれしいことがいっぱいです。もちろん、料理のおいしさをアップさせる効果も。そんな植物油の使い方を大調査。油ハネしにくい揚げもの料理も紹介します。親子で試して、味わってみましょう!

前回のおさらいはこちらから>>

なぜ?

油は体にうれしいの?

油のカロリーを気にして、「太るからあまりとりたくないな」と気にする人もいるかもしれないけれど、バランスよくとれば体にうれしいことがいっぱいあるんだよ。

脂質は三大栄養素の一つ


植物油には「脂質」という栄養素が豊富に含まれているよ。脂質は、たんぱく質、糖質(炭水化物)と並ぶ三大栄養素といわれているんだ。体をつくっているとても重要な成分なんだよ。これにビタミン、ミネラルを加えた五大栄養素をバランスよくとることで、人間は元気に活動することができるんだ。

効率のよいエネルギー源!


脂質、たんぱく質、糖質(炭水化物)は、エネルギー源になるという特徴もあるんだよ。そのなかでも脂質はとっても効率がよく、植物油大さじ2杯分のエネルギー量は、ご飯なら茶碗1杯分(約150g)、6枚切りの食パンなら約1枚半、豚(ロース)肉なら100gぐらいと同じなんだって。〈脂質=太る〉というイメージを持ってしまう人もいるかもしれないけど、油は決して悪者ではないよ。バランスよく、上手に使えば、成長期の子どもにとって必要なエネルギーを効率よく補えるんだよ。

体にうれしい成分が入っている!


植物や魚に含まれる油には、人間の成長や健康のために重要な役割を果たす不飽和脂肪酸が入っている。大豆油となたね(キャノーラ)油などからは、人の体の中ではつくることができない成分、必須脂肪酸(リノール酸、α-リノレン酸)をとることができるんだよ。オリーブオイルなら、オレイン酸を効率よく確実にとることができるんだって。細胞を酸化から守ってくれたり、血管を強くしたりするビタミンEも、植物油には豊富に含まれているよ。
なぜ?

料理に使うと
どんなうれしいコトがあるの?

吸収をアップできる
栄養素がある


植物油には、いっしょにとることで他の栄養素の吸収を助ける働きもあるんだって。緑黄色野菜に含まれるβ‐カロテン(体の中でビタミンAになって抗酸化作用を発揮する)や、ビタミンD(骨や歯の健康に欠かせない)、ビタミンE(抗酸化作用により健康維持を助ける)など、油に溶けるタイプ(脂溶性)のビタミンの吸収をアップさせるんだよ。サラダにオイル入りのドレッシングをかけるのは、栄養面でも理にかなっているね。

ビタミンCをこわさずに
調理できる


ビタミンCは、健康と美肌を守ったり、抗酸化作用があってがん予防にも有効な働きをするといわれている大切なビタミン。でも水に溶けやすいタイプ(水溶性)だから、注意が必要なんだ。ビタミンCを守るには、植物油がいい働きをしてくれるよ。キャベツを油で炒めると、同じ時間ゆでた場合と比べてビタミンCの損失は半分以下なんだって。

麺やマカロニが
くっつきにくい!
薄味でもおいしい!


スパゲティやマカロニをゆでたあと、そのままにしておくと麺どうしがくっついてしまうけど、油を全体にまぶしておくとくっつきにくいよ。さらに、調味料がなじみやすく、こくも出るから、そのあとの味つけは薄味でもおいしく仕上がるんだ。塩分摂取量が気になる家族がいたら教えてあげたいね。
キッチン実験室

おいしくなって栄養もアップ!
オリーブオイルちょいたしアイディア

おいしさはもちろん、体にうれしい成分を含むことで人気のオリーブオイル。LDL(いわゆる悪玉コレステロール)を上昇させないといわれているオレイン酸が豊富なんだよ。

ジャム+エクストラバージンオリーブオイル

トーストにバターとジャムを塗る代わりに、ジャムを塗ってからオリーブオイルをかけてみて。いちごジャムやマーマレードにはビタミンCが、ブルーベリージャムにはポリフェノールが豊富。オリーブオイルにはビタミンEが豊富で、どれも抗酸化作用がある組み合わせだから、相乗効果で抗酸化作用がより強くなるんだって。

冷ややっこ
+エクストラバージンオリーブオイル
+ゆずこしょう+塩+豆苗


しょうゆの代わりに、塩とオリーブオイルで食べる冷ややっこも新鮮! 豆腐に含まれるサポニンには抗酸化作用があるんだけど、オリーブオイルといっしょにとるとより強く働き、生活習慣病の予防になるそうだよ。ゆずこしょう、豆苗を添えたら、パパやママのおつまみにもぴったりだ!
キッチン実験室 植物油でおいしくなる!チキンカツとサラダ、蒸しパンを作ってみよう

ここからはキッチンに移動して実践編。3種類の植物油を使い分けて、油ハネが少ない揚げもの、かわいいブーケサラダ、電子レンジでできる蒸しパンを作ってみよう!

スティックチキンカツ&グラスブーケサラダ チキンカツは、みんなが大好きなフライドチキン味。中は柔らか、ころもはザクザクした食感で、さめてもおいしいよ。食べやすいスティック状にしているから、フライパンで少ない油で揚げ焼きにしても、火の通りが早いんだ。グラスに飾った花束みたいなかわいいサラダには、ドレッシングをたっぷりかけてめしあがれ!

油ハネの少ない油だから安心!


揚げ油はJOYL「AJINOMOTO ダブルハーフ」を使えば、少ない油でもきれいに揚げられるよ。普通の油よりも水となじみやすいオイルだから、油の中に分散する水滴が小さくなって、調理中の油ハネが抑えられるんだ。あとの掃除もラクなんだよ。
スティックチキンカツ レシピはこちら

植物油のマスキング効果で、
苦みのある野菜も食べやすくなる


ドレッシングをかけると野菜が食べやすくなるのは、ドレッシングに入っている植物油のおかげなんだよ。植物油のマスキング効果で、リーフレタスなどちょっぴり苦みのある野菜も、苦みやえぐみを感じにくくなるから食べやすくなるんだ。
グラスブーケサラダ レシピはこちら
いちごジャムのレンジ蒸しパン 植物油はおやつ作りにも大活躍! 小麦粉、卵、牛乳がベースのやさしい味わいの蒸しパン。加熱時間は電子レンジでたったの2分30秒! ふっくら蒸し上がるよ。

植物油を使うからふっくら仕上がる!


電子レンジで加熱すると仕上がりが固くなりがちだけど、植物油が入ることでふっくら仕上がるんだって。くせのないこめ油を使うから、素材の味をじゃませずにこくも出せるよ。
いちごジャムのレンジ蒸しパン レシピはこちら

毎日の料理の味方
J-オイルミルズのオイルシリーズ

◆左:通常の1/2の使用量(※J-オイルミルズモデル試験。従来品との比較)で調理ができ、油ハネも少ないから後片づけもラク。コレステロール0(ゼロ)、あっさり仕上がるなたね(キャノーラ)油。使いやすく捨てやすい紙パックタイプが新登場。JOYL「AJINOMOTO ダブルハーフ」700g スマートグリーンパック オープン価格
◆中央:こくと甘みが特長のこめ油。お試しいただきやすい300g入りが新登場。JOYL「AJINOMOTO こめ油」300gスマートグリーンパック オープン価格
◆右:鮮度と風味にこだわった本格エクストラバージンオリーブオイル。ジャンルを選ばず使いやすい。JOYL「AJINOMOTO オリーブオイルエクストラバージン」300gスマートグリーンパック オープン価格

スマートグリーンパック®シリーズが便利でエコ!

油だれしにくく、注ぐ量を選べるダブル構造のキャップを採用した紙パック容器は、その名も「スマートグリーンパック」。森林認証紙を使用することで、プラスチック使用料を60%以上、CO2排出量を26%以上削減。また、捨てるときは小さく折りたためるため、ごみの量(容積)を約50%削減。
※J-オイルミルズ計算。従来のプラスチック製同容量帯容器との比較。
詳しい情報はこちら>>
今年も親子イベントが開催されました!
3月1日(土)、コトラボ阿佐ヶ谷にて、「J-オイルミルズ わくわく親子料理レッスン 油のチカラを知って・作って・食べてみよう♪Vol.2」を開催しました。昨年に引き続き2回目のイベントで、合計14組の親子が、植物油を大研究! 上で紹介したチキンカツやブーケサラダ、レンジ蒸しパンを作ったり、植物油を観察してクイズを楽しんだり、充実の時間を過ごしました。親子で協力して作った料理を味わう食事タイムはどのテーブルも笑顔にあふれ、子どもたちから「家でもまたすぐに作りたい!」の声が。植物油の魅力とともに、親子クッキングの楽しさを実感した一日でした。
協力/株式会社J-オイルミルズ

料理、栄養監修、熱量・塩分計算/新谷友里江 撮影/sono スタイリング/河野亜紀 イラスト/てぶくろ星人 構成・文/高丸昌子

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