2023.02.01

親子でSDGsを考える! 野菜の皮や種はもったいないから「ベジブロス」に

ベジブロスを作ってみよう

みなさんのまわりに〈もったいない〉はありませんか? そのままでは食べにくいけど栄養たっぷりの野菜の皮や茎、根っこ……。今まで何気なく捨ててしまっていたものも、よくよく考えると新しい食べ方や使い方が見つかるかもしれません。
ふだんは捨てがちな「野菜の皮や根っこ」から栄養たっぷりの「ベジブロス」をとってみましょう!

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「ベジブロス」って?


はじめて聞いた、という方もいるかもしれません。「ベジブロス」とは、野菜の皮や根っこからとる、こがね色のだしのこと。ふだんはあまり使わない端っこですが、じつは栄養たっぷりなんです。野菜の味もしっかり出る部分なんですよ。

作り方は簡単!
 

材料(でき上がり約1ℓ分)


いろいろな野菜の端っこ(玉ねぎの皮、根菜の皮、きのこの石づき、かぼちゃのわたなど)…両手いっぱい分
酒…小さじ1

★おすすめの材料は玉ねぎの皮。スープがこがね色になります。セロリやパセリなど、香りが強い野菜はほんの少しにして。紫玉ねぎやなすなど紫色の野菜は、スープがにごってしまうので避けたほうがいいですよ。
 

作り方

1     鍋に野菜を入れる


鍋に水1300㎖を入れ、野菜の端っこを入れる。野菜の種類によって重さが違うので、両手いっぱい分を目安にして。

2     酒を入れて弱火でことこと煮る


野菜の臭み消しに酒を入れ、弱火で20〜30分煮る。酒は野菜からだしが出やすくなる効果もあります。煮くずれするとだしの色がにごってしまうので、沸騰させないように注意。
 

3      こす 


万能こし器でボールにこし入れたら、でき上がり!

 
みそ汁やスープ、カレーなどに、料理用の「水」代わりに和洋問わずに使えます。冷蔵庫で3日ほど保存できますよ。

「ベジブロス」を作って料理に使うことで、使えるものを無駄なく活用してごみを減らすこと、地球や環境についての話が家族で自然とできるようになりそう。
SDGsにつながるこのような取り組みは、近年学校でもよく取り上げられているので、こどもたちの方が知識や関心が高いかもしれません。

ぜひこの機会に、親子でいっしょに話して、考えてみましょう。

『こどもオレンジページ No.4』より)

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料理/タカコ ナカムラ 撮影/寺澤太郎 文/編集部・和田有可

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