ふだんは捨てがちな「野菜の皮や根っこ」から栄養たっぷりの「ベジブロス」をとってみましょう!
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「ベジブロス」って?

はじめて聞いた、という方もいるかもしれません。「ベジブロス」とは、野菜の皮や根っこからとる、こがね色のだしのこと。ふだんはあまり使わない端っこですが、じつは栄養たっぷりなんです。野菜の味もしっかり出る部分なんですよ。
作り方は簡単!
材料(でき上がり約1ℓ分)

いろいろな野菜の端っこ(玉ねぎの皮、根菜の皮、きのこの石づき、かぼちゃのわたなど)…両手いっぱい分
酒…小さじ1
★おすすめの材料は玉ねぎの皮。スープがこがね色になります。セロリやパセリなど、香りが強い野菜はほんの少しにして。紫玉ねぎやなすなど紫色の野菜は、スープがにごってしまうので避けたほうがいいですよ。
作り方
1 鍋に野菜を入れる

鍋に水1300㎖を入れ、野菜の端っこを入れる。野菜の種類によって重さが違うので、両手いっぱい分を目安にして。
2 酒を入れて弱火でことこと煮る

野菜の臭み消しに酒を入れ、弱火で20〜30分煮る。酒は野菜からだしが出やすくなる効果もあります。煮くずれするとだしの色がにごってしまうので、沸騰させないように注意。
3 こす

万能こし器でボールにこし入れたら、でき上がり!
みそ汁やスープ、カレーなどに、料理用の「水」代わりに和洋問わずに使えます。冷蔵庫で3日ほど保存できますよ。
「ベジブロス」を作って料理に使うことで、使えるものを無駄なく活用してごみを減らすこと、地球や環境についての話が家族で自然とできるようになりそう。
SDGsにつながるこのような取り組みは、近年学校でもよく取り上げられているので、こどもたちの方が知識や関心が高いかもしれません。
ぜひこの機会に、親子でいっしょに話して、考えてみましょう。
(『こどもオレンジページ No.4』より)
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