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いまだかつて、味わったことのないスリルとは【蟹座、もうすぐ50歳】本誌編集長・松田紀子

2023.07.13

こんにちは、『オレンジページ』本誌編集長の松田紀子です。
この連載は『オレンジページnet』編集長、原田直美ちゃん（同級生、蟹座）との往復書簡になります。

第24回：お気に入りのレインコートと、雨の日の苦行【蟹座、もうすぐ50歳】オレンジページnet編集長・原田直美　はこちら

毎日暑い日が続きますね～。汗っかきの私はこの時期外出すると、「プール帰り？」と聞かれるほど髪の毛までぐっしょり。お年ごろのせいか紫外線アレルギーまで発症してきて、日傘＋帽子＋サングラスの「絶対焼けたくないおばさん」と化しています。（若いころ、あの重装備のおばさまに違和感あったけど、この年になるとすごく納得）

そんな炎天下の中迎える夏休み、さあどこへ行きましょうか。
本誌編集後記にも書きましたが、先日、期限切れのパスポートをようやく更新できたので、海外へ行く気満々なのですが、部活で忙しい息子もいるし、オレンジページは月2回の発行で小休止がないし、長旅は無理そう。
行けて台湾、韓国かなあと思っていたのですが、自分がタイ好きだったことをふと思い出し、俄然タイ熱が再燃しています。

息子がまだ小２だったのであれは10年前、タイのプーケットで「象トレッキング」に参加したことがありました。鞍をつけていない象に直乗りし、一山超えるというトレッキングです。

立派な像に乗って、ひと山＆川を渡る命がけトレッキングです

このトレッキング、かなりスリル満点で、歩幅30センチもないぬかるんだ崖道を象に乗って前進する。ときおり象がぬかるみで軽く滑ったりする。そのたびに「死」がよぎるというなかなかのハードさ。このときのスリルを超える経験を、この10年味わっていません。
（息子も相当怖かったと思うけど、最後まで象にまたがってました。泣きもせず）

息子は小象さんに乗せてもらって同じコースをたどります

17歳になった息子を連れて、またあのスリルを味わいに行きたいのだけれど、息子はもう私の好き勝手な旅についてきてはくれなさそうです……。

そういうわけで、夏に行くとしたらタイのショートステイ、かつひとり旅になりそうなんだけど、まあそれも学生に戻った気分でいいかなと思ってます。安宿の宿泊費交渉とか、久々にやってみたい。

子どもから手が離れると寂しさもあるけど、またひとりで行動できる自由さも手に入るんで、これもなかなか楽しい年のとり方ね、と思ってます。とはいえ紫外線対策でタイでも「絶対焼けたくないおばさん」になるのかな（笑）。

そうこうしているうちにもうすぐ50歳！　ハーフイヤーバースデイを企画しなきゃ。

直美ちゃんの夏休みの思い出も教えてね～。

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文／編集部・松田