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みそ仕込み会(1/25) 米麹ができるまで みそ仕込み会(3/16・17)>>
「みそ仕込み会」開催!
2011年春、畑の開墾からスタートした「まめ部」の活動は、12月に無事、大豆の収穫を終え、ついに年明け、まめ部の畑でとれた大豆で、みそを仕込むところまでこぎつけました。2012年1月25日(水)に開催された、まめ部初のイベント「みそ仕込み会」には、午前と午後の部、合わせて110名のみなさんが参加し、〈手前みそ〉を仕込みました。その模様をお伝えいたします!

会場:3331 Arts Chiyoda
    コミュニティスペース
日時:2012年1月25日(水) 
    午前の部 11:00~13:00
    午後の部 14:30~16:30
 
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スタッフみそ仕込みブログ
   
まずは、みそについてお勉強
会場となった「3331 Arts Chiyoda」は、旧・中学校を改修したアートスペース。校舎の懐かしい雰囲気に最新のアートが同居する不思議な空間で、まずは、まめ部の先生である小田真規子先生から、みそについて学びました。まめ部の畑がある長野県は、〈信州みそ〉がおなじみ。今回は、この標準的なみそを仕込みます。信州みそは、米麹を使ったみそですが、参加者のみなさんには、ほかの麹のみそもなめ比べていただき、その味の違いを体験していただきました。小田先生からは、仕込みの手順や作業の注意点が説明され、みなさんメモをとりながら、真剣に受講していました。
『オレンジページ』ほか、多くの雑誌やテレビで活躍中の小田真規子先生。著書も多数あり、『麹と酒粕のおいしい食卓』(日東書院本社)など。

会場には、まめ部の活動の様子も展示。
大豆といっしょに収穫されたほかの豆も並びました。
 
米麹、麦麹、玄米麹、豆麹と4種類のみそを味見。こういう機会はなかなかないと、参加者にも好評でした。
時間割

1時間目:みそについて 講師 小田真規子先生
2時間目:みそなめ比べ 
手洗い 
3時間目:みそ仕込み 
4時間目:試食
5時間目:みその熟成、保存方法について 講師 小田真規子先生 
6時間目:まめ部の畑について 信州ファーム荻原 荻原昌真さん
手を洗って、みそ仕込みスタート!
参加者には、ホーローのみそポットとエプロン、そして、みその材料が配られました。みその材料は、大豆、麹、塩。大豆は、まめ部の畑で収穫した「ナカセンナリ」という希少な種類を、事前にゆでて会場へ。米麹は、乾燥ものではなく「生麹」を長野から取り寄せました。生の麹菌は元気なので、発酵がよく進み、よりおいしいみそに仕上がります。塩も、沖縄の塩・シママースを。とっておきの材料で、とっておきの手前みそづくりに、腕を振るっていただきました。
小田先生が各テーブルを回ってアドバイス。
スタッフもサポートに回ります。
真剣に作業をする参加者のみなさん。女性だけでなく男性のかたもチラホラ。〈キム兄〉こと木村祐一さん西方凌さんの姿も!
〈みそ仕込みの流れ〉
ゆでた大豆をつぶす
↓
大豆に塩と麹を混ぜる
↓
丸めてみそ玉を作る
↓
容器に空気を抜きながら詰める
あとは熟成を待つだけ 参加者のみなさんが丸めたみそ玉。
形、並べ方……個性が出るものですね。
みそづくりは初体験というかたが多かった「みそ仕込み会」。みなさん、1時間ほどで仕込みを完成させました。このあとは、参加者の自宅の台所の隅やクローゼットなど、暗いところで半年ほど熟成させれば、自分だけのみそを味わうことができます。そして、作業のあとは、お楽しみの試食タイムへ。みそにぎり、みそ汁、カラービーンズの煮込みと、少量ですがまめ部らしいメニューをご用意しました。小田先生から、みその保存方法や、みその意外な活用法のレクチャーがあり、最後に、長野から駆けつけてくださった信州ファーム荻原の農場長・荻原昌真さんから、まめ部の畑についての紹介があり、みそ一色のイベントは幕を閉じました。
 
 
こちらが試食セット。煮込みの豆には、鞍掛豆、紅絞り豆、とら豆、そして、今回のみそにも使用した大豆のナカセンナリを。

まめ部の活動を支えてくれている信州ファーム荻原の荻原さん。参加者全員に、お土産のりんごの堆肥で育てた「信州りんご米」とオリジナルみそ「ど・味噌」を手渡しました。