そんなスウェーデンで、昨今もう一つ注目されていることがあります。
それが「FIKA(フィーカ)」!
「FIKA(フィーカ)」は注目のコーヒーブレイク文化
FIKAとは、お茶を片手に甘いスイーツをいただきながらコミュニケーションをとる、いわゆる「コーヒーブレイク」の文化。それはビジネスシーンだけでなく、学校や家庭でも取り入れられているそう。
学校では給食の時間とは別に「FIKAの時間」があって、それぞれ家から持ってきたスナック(果物やパン)を食べながら、みんなで会話を楽しむんですって!
そんなFIKAを通じて、日本の家庭でもまねできる子育てアイディアを2つ、ご紹介します。
「今日のおやつは何にする?」こどもに決めさせて、自主性と主体性を伸ばそう!
日本では、こどもがすることの決定権を、ついつい親が握ってしまいがち。
おやつひとつにしても「今日はこれ」と、先回りして決めていませんか?
スウェーデンでは、できる範囲でこども自身に決定権を持たせ、親はそのサポートに徹するんだとか。
とはいえ、いきなりすべてをこどもにまかせるのは不安ですよね。
そんなときは、たとえば「今日のおやつは何を食べたい?」など、小さなことからこどもに決定権を持たせるようにしてみましょう。
むずかしければ、「りんごとぶどう、どっちがいい?」など、2つのうちから1つを選ばせるのでもOK!
自分で考える力を養うことで、自主性や主体性が身についていきますよ。
雨の日だって風の日だって、自然とふれあう!
外遊びを「自然とともに生きている」という実体験の場に
自然とうまく共生しているスウェーデンの人々。
「屋外学習」として、幼稚園や保育所でも外遊びを多く取り入れているそう。
雨の日や風の日でも、ひどくなければ外に出かけ、「寒いのは天気のせいではなく、着ている服が悪いだけ」という考えで、自然とのふれあいを大切にしているんだとか!
ちなみに日本でも「いちご狩り」「梨狩り」などを楽しむ文化はありますが、スウェーデンでは「山できのこやベリーを摘んできて、家で調理して食べる」というのがより一般的なのだそう。
いきなり山に入って……とまねするのはむずかしいけれど、まずは庭や公園でFIKAすることから始めてみませんか?
その季節ならではの発見があるかもしれませんよ。
(『こどもオレンジページ No.5』より)
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