シンプルに蒸しとうもろこし? こんがり焼いて香ばしく……?
いえいえ、今年はぜひ、揚げてみませんか。
とうもろこしだけのかき揚げ!
最小限のころもで粒をつなげる、〈とうもろこしだけのかき揚げ〉は、さくさくの食感といい、口中に広がるとうもろこしの甘みといい、手作りならではのおしいさ! しかも、フレッシュなものでしか作れないので、まさに旬の今しか味わえないごちそうなのです~。
とうもろこしを揚げるとなると、「油がはねるのでは?」と心配ですよね。
大丈夫、油はねを防ぐ下ごしらえがあるんです!
油はねさせないための、大事な切り込み
身の表面に包丁の刃先で、根元から穂先に向かって縦に1列ずつ、スーッと切り込みを入れること。ごく浅くてOKなのでラクチンです。こうすると水分の逃げ道になり、身が破裂しづらくなるんですよ。
この下ごしらえを終え、粒をしんから切りはなしたら、ボールに入れて小麦粉をまぶし、ころもをからめます。
粒どうしがギリギリくっつくくらいの軽やかなころもに
ころもは小麦粉+水+溶き卵。とうもろこし(小)2本につき、
・溶き卵1/2個分
・冷水(溶き卵と合わせて1/2カップになる量)
・小麦粉1/2カップ
が目安。ボールに入れたとうもろこしに少しずつ加えて混ぜ、写真のように、粒どうしがギリギリくっつくくらいにしましょう。
これで、まるでとうもろこしそのものを食べているかのような、軽やかなかき揚げに!
さぁ、あとはそっと油に入れて固まるまで揚げるだけ。
揚げるときはむやみにさわらず、がまんがまん
木べらにのせて直径5㎝くらいの円形の整えたら、菜箸ですべらせながら、熱した油に入れて。ついさわりたくなっちゃいますが、むやみにさわらないこともポイントです。じっと待っていたら、油にコーティングされてちゃーんと固まるので安心してください。油の表面に浮いてきたらときどき返しながら、2分~2分30秒揚げてでき上がり! 揚げすぎは破裂の原因になるので注意してくださいね。
揚げたてに塩をパラリとふってめしあがれ。
こどものおやつに、オトナのおつまみに、最高の一品! 家族で取り合いになること間違いなし、のハマるおいしさです!!
この夏は、〈とうもろこしだけのかき揚げ〉で旬のおいしさをとことん堪能してくださいね。
(『楽しく食べれば、生きるチカラが身につく! こどもオレンジページ No.3』より)