2023.08.13

自由研究にも! 手作りグミで、子どもとおやつ作り(レシピあり)

手作りグミを作ってみよう!

いろんな味や種類があって楽しいグミ。「大好き!」という子も多いのでは。

前回は、グミの不思議を研究してみました。

お店で買うおやつ、というイメージで、作るのはむずかしそうに思えるかもしれませんが、じつはわりと簡単に作れるんです。自分好みのグミを作ってみませんか?

 

『フルーツグミ(オレンジ味)』のレシピ


フルーツグミの作り方を画像で見る 

材料 (1.5x2x厚さ1cmのもの48個分)


オレンジジュース(果汁100%)…250㎖
粉ゼラチン…30 g
微細グラニュー糖(なければグラニュー糖)…35g
クエン酸…小さじ1(約5g)
水あめ…5g※
レモン(大・国産)の皮のすりおろし…1個分

※水あめが冷えて固まり、スプーンなどで取り出しにくい場合は、指先を水でぬらし、直接びんからつまんで丸めるようにして取り出すとよい。

<仕上げ用の粉>
微細グラニュー糖…10 g
クエン酸…小さじ1/8(約1g)

【微細グラニュー糖とは】

グラニュー糖のなかでも、とくに粒が小さく細かいタイプのもの。「細目」「極細」「極微粒」と書かれていることもあります。

【クエン酸とは】

レモンなどに含まれる、酸味の成分を結晶化したもの。必ず「食用」と書 いてあるものを選んで。

用意するもの

●A4サイズのクリアファイル
●粘着テープ
●ボール
●口径15cmの小鍋
●耐熱のゴムべら
●角形耐熱保存容器
●バット
●ラップ
●包丁
●まな板
●ケーキクーラー
●ポリ袋
●カッターナイフ
●スプーン
●定規
●油性ペン
 

注意すること

※やけどに注意して作業してください。加熱時には容器、電子レンジ、グミの生地などが熱くなっていることがあります。
※電子レンジ加熱するときは、電子レンジ対応の、高さ6cm以上の角形耐熱保存容器(下の写真)を使ってください。浅いと加熱時に吹きこぼれることがあります。また、耐熱ガラス製のボールは、経年変化や気温など、条件によっては割れることがあるので避けてください。

※大きく作ると、のどに詰まらせる危険性があります。仕上がりのサイズを守ってください。


下準備

型を作る

A4サイズのクリアファイルをよく洗って乾かしておく。

1 クリアファイルを切り分ける

クリアファイルを背が右側にくるように置く。写真のとおりに油性ペンで図面を引き、A、B、Cをカッターナイフで切り分ける。

2 組み立てる


A、Bは開いて型の側面に、Cは背の折目の部分を切って1枚を底にする。
 

3貼り合わせる


各パーツを、外側から粘着テープで、写真のようにすきまなく貼り合わせる。

 

作り方

1 ジュースにゼラチンを入れる


ボールにジュース40㎖を入れ、ゼラチンをふり入れる。スプーンでよく混ぜる。表面を平らにならし、ラップをかけてふやかす。
 

2 煮つめる


口径15cmの小鍋に残りのジュースを入れ、中火にかける。沸騰したら弱火にし、耐熱のゴムべらでときどき混ぜながら、30~35分煮つめる。鍋底に線が描けるくらいまでとろみがつけばOK。

3 電子レンジで加熱する


を角形耐熱保存容器に移し入れ、グラニュー糖、クエン酸、水あめ、レモンの皮、のゼラチンを順に加えてさっと混ぜ、ふたをせずに電子レンジで20秒加熱する。

4 よく混ぜる


ゼラチンを溶かしながら、円を描くように静かに混ぜる。ゼラチンが溶けきらない場合は、様子をみながら同様に10秒ずつ加熱して混ぜる。 

5  型に流す


全体がなめらかになったら、型をバットの上に置き、を流し入れて粗熱を取る。バットごとふんわりとラップをかけ、冷蔵庫で30分ほど冷やし固める。
 

6 型から取り出してカット


型からはずして、まな板に取り出す。定規を当て、上下の縁に包丁の刃先で2cm間隔で切り込こみを入れる。まな板を90度回転させ、同様に上下に1.5cm間隔で切り込みを入れる。

切り込みに沿って包丁の刃の全体を当て、押すように切る。
 

7 乾燥させる


ケーキクーラーなどに並べ、室温(気温25℃前後)で6~12時間、乾燥させる。

乾燥させる時間が長いほど、水分が抜けて弾力が出る。3時間くらいで食べられるけれど、理想は6時間以上。

8 粉をまぶす


ポリ袋に仕上げ用の粉の材料を混ぜ、グミの1/6量を入れて全体を振るようにして粉をまぶす。残りも同様にする。

 
粉は溶けやすいので、食べる直前にまぶしましょう。保存するときは、粉をまぶさず平らに並べてラップでぴっちりと包んで密閉できる保存容器に。冷蔵庫で1週間ほど保存できます。

 でき上がり!



オレンジジュースをほかのジュースに変えれば、「パイン味」や「グレープ味」などバリエーションもいろいろできます。100%の果汁を煮つめることで、フルーツの味がしっかり出て、ナチュラルなおいしさに!

自由研究のテーマにしてもいいかも? 親子で作ってみてくださいね。

『こどもオレンジページ No.5』より)

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料理/下迫綾美 撮影/澤木央子 文/編集部・和田有可

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