2023.01.27

焼きいもが、ホクホクおいしくなるヒミツを研究!

焼きいも

焼き立てほかほかをパクリ、とするのがたまらない焼きいも。お店で買うような、ホクホク食感の甘~い焼きいもを家で作れたらうれしいですね。
まずポイントとなるのは、選び方

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太さが均一なさつまいもが焼きいも向き!




焼きいもで失敗しにくいのは、直径3~5cmで、太さが均一なさつまいも。太さがまちまちだと、焼きかげんにむらができやすくなります。

そして、さらなるポイントは、焼き方
 

まずは電子レンジで温め、でんぷんを糖に変える! 


さつまいもには「アミラーゼ」という酵素が含まれていて、これがはたらくと、さつまいものでんぷんが糖に変わります。この酵素が活発に働くのが、60~70℃の温度帯!

なので、焼く前にまずは電子レンジでさつまいもの身の温度を一気に60~70℃まで上げていく、というのが大切なプロセスになるんです。



これらのポイントをふまえて、焼きいもを作っていきましょう!

作り方

1 さつまいもを電子レンジで加熱する

さつまいもは水で洗い、かるく水けをきる。1本ずつふんわりとラップで包み、電子レンジ(600w)へ。太さ3~5cm・200~300gのもの4本で、3分加熱が目安。ぐっと力を入れて竹串が中心までやっと刺さるくらいが、中が60~70℃になっている証拠です。刺さらないときは、様子をみながら10秒ずつ追加で加熱しましょう。太さ5cm以上のいも4本の場合は、4分が目安。

さらにオーブンで焼くと甘くなる!


 
その後、高温のオーブンで焼くと、皮が身の水分を守り、身は60~70℃を保ったまま蒸し焼きになって、甘さがアップするというわけ。
このとき、ホイルに包まず直接焼くことで、パリっとした香ばしい皮もできるんですよ。

2 オーブンで焼く

オーブンを200℃に予熱し、その間にいものラップをはずしてオーブンの天板に並べる。予熱が完了したら40分じっくりと焼き上げて。何本焼く場合でもオーブンの加熱時間は同じでOK。

焼いたいもからみつが出てくるので、オーブン用シートを敷いておくのがおすすめです。

でき上がり!


まるで石焼きのようにしっとり&ほくほくに仕上がります。

さらにテンションアップ! 焼きいもスイーツ



焼きいもに縦に切り目を入れ、下の皮を残して手で割り、好きなアイスクリームをイン! あつあつ×ひんやりのまさに最強コラボです。焼き立てのいもは熱いので、割るときはふきんや軍手を使ってくださいね。

アイスクリームと焼きいもをいっしょにスプーンですくって食べると幸せ~。アイスの種類はお好みで♪ おすすめはバニラや抹茶です(大人はラムレーズンもいいかも)。
親子でぜひお試しあれ!

『食べ物の「なぜ」を探ろう! キッチン実験室』より)

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料理・スタイリング/八木佳奈 撮影/髙杉 純 イラスト/てぶくろ星人 文/編集部・和田有可

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