まずポイントとなるのは、選び方。
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太さが均一なさつまいもが焼きいも向き!

焼きいもで失敗しにくいのは、直径3~5cmで、太さが均一なさつまいも。太さがまちまちだと、焼きかげんにむらができやすくなります。
そして、さらなるポイントは、焼き方。
まずは電子レンジで温め、でんぷんを糖に変える!

さつまいもには「アミラーゼ」という酵素が含まれていて、これがはたらくと、さつまいものでんぷんが糖に変わります。この酵素が活発に働くのが、60~70℃の温度帯!
なので、焼く前にまずは電子レンジでさつまいもの身の温度を一気に60~70℃まで上げていく、というのが大切なプロセスになるんです。

これらのポイントをふまえて、焼きいもを作っていきましょう!
作り方
1 さつまいもを電子レンジで加熱する
さつまいもは水で洗い、かるく水けをきる。1本ずつふんわりとラップで包み、電子レンジ(600w)へ。太さ3~5cm・200~300gのもの4本で、3分加熱が目安。ぐっと力を入れて竹串が中心までやっと刺さるくらいが、中が60~70℃になっている証拠です。刺さらないときは、様子をみながら10秒ずつ追加で加熱しましょう。太さ5cm以上のいも4本の場合は、4分が目安。さらにオーブンで焼くと甘くなる!

その後、高温のオーブンで焼くと、皮が身の水分を守り、身は60~70℃を保ったまま蒸し焼きになって、甘さがアップするというわけ。
このとき、ホイルに包まず直接焼くことで、パリっとした香ばしい皮もできるんですよ。
2 オーブンで焼く
オーブンを200℃に予熱し、その間にいものラップをはずしてオーブンの天板に並べる。予熱が完了したら40分じっくりと焼き上げて。何本焼く場合でもオーブンの加熱時間は同じでOK。焼いたいもからみつが出てくるので、オーブン用シートを敷いておくのがおすすめです。
でき上がり!

まるで石焼きのようにしっとり&ほくほくに仕上がります。
さらにテンションアップ! 焼きいもスイーツ

焼きいもに縦に切り目を入れ、下の皮を残して手で割り、好きなアイスクリームをイン! あつあつ×ひんやりのまさに最強コラボです。焼き立てのいもは熱いので、割るときはふきんや軍手を使ってくださいね。
アイスクリームと焼きいもをいっしょにスプーンですくって食べると幸せ~。アイスの種類はお好みで♪ おすすめはバニラや抹茶です(大人はラムレーズンもいいかも)。
親子でぜひお試しあれ!
(『食べ物の「なぜ」を探ろう! キッチン実験室』より)
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