そんな症状がでていたら、それは、その子の「不安サイン」かもしれません。
今、長引くコロナ禍でこどもの心は不安にさらされています。
国立成育医療研究センターの調査でも、新型コロナウイルスの流行以来、イライラしたり、集中できなくなったこどもが増えていることがわかっています。
こどもの「不安サイン」に気づいたら、「ほっと安心体操」を
そこで今回、ご紹介するのが「ほっと安心体操」。
「筋弛緩法」という医学的にも認められたリラックス法で、筋肉に力を入れ、緩めるという動作を繰り返すことにより心を落ち着かせます。
コロナに限らずストレス全般に効果アリ。もちろん、大人にも効果があるので、親子でいっしょにやってみましょう。
1
手をぎゅーっ、ほわ~
手をグーにしてぎゅーっと握り、5秒数えたら、力を抜きます。何度か繰り返します。
2
足をぎゅーっ、ほわ~
足をのばして座ります。両方のかかとを押し出すように力を入れて、5秒数えたら、力を抜きます。何度か繰り返します。
3
深呼吸
鼻からゆっくり4秒かけて息を吸います。口から6秒かけて息を吐きます。何度か繰り返します。
こどもが不安がっているときは、「心配することないよ」など不安をなかったことにするのではなく、「心配なんだね」「なにが不安なのかな?」など、受け止めることも大切だそう。
親子でいっしょに体操することで、「ひとりで抱え込まなくていいんだよ」というメッセージも自然に伝えられそうですね。
(『こどもオレンジページNo.4』より)