カラフルな見た目で、“SNS映え”もするからと海外で話題の「バターボード」。柔らかくしたバターを木製のカッティングボードに広げて、好きな具材をトッピングして楽しむバターボード作りを親子で体験しました! 身近な食材で簡単にできるので、夏の自由研究にもおすすめです。
「バターボード」とはどうやって作るの?

●用意するもの
・バター
・トッピングしたい材料(食べやすい大きさにカットしておく)
・木製のカッティングボード
・バターナイフ
木製のカッティングボードは、100円ショップでも購入できますし、トッピングの材料は果物やナッツ、チョコペン、はちみつなど近所のスーパーで準備できるから、おうちでも簡単に作ることができます。
●作り方
1.少し柔らかくなったバターを、バターナイフを使ってカッティングボードに塗る

冷蔵庫から出して10~15分ほどおいて柔らかくしておいたバターを、バターナイフを使ってカッティングボードに塗ります。少し乱暴に塗ったほうが立体感を出すことができるので、見た目もよく食べやすくなるそうです。
2.好きな具材や調味料を自由に重ねていく

パイナップルやチェリー、オレンジ、キウィといった果物やナッツなど、好きな具材を自由にバターの上に並べていきます。
3.完成!

最後にチョコペンやはちみつをかけたら、あっという間にカラフルなバターボードが完成! でき上がったら、パンにバターや具材をたっぷりつけながら食べます♪
さあ、みんなも「バターボード」を作ってみよう!

作り方を教えてくれたシェフの話を熱心に聞いていた子どもたち。いざ、実践です!

まずは、バターをカッティングボードに塗っていきます。バターは柔らかくなっていたので子どもでもバターナイフで取りやすく、カッティングボードの上でのばしやすい! ぜいたくにたっぷり、大胆に塗っていきます。

バターを塗ったあとは、好きな具材をのせていきます。娘は、大好きなみかんとりんごをチョイス。「みかんは目だよ~。りんごは口ね! ニコニコ顔を作るんだ♪」と、好きな場所に置いていきます。

最後にチョコペンとはちみつなどをかけていきます。「先生がやっていたみたいに、おしゃれにしたい!」と張り切ってやっていました。

ついに完成! ポイントは「たっぷりかけたはちみつ!」と指をさして教えてくれました。

最後に、会場のみんなで「いただきまーす!」。小さく切ったパンの上にバターや具材をのせて食べます。
参加した子どもたちにインタビューをしてみると、「大好きな海をイメージして作った!」という子もいました。作る前にTikTokやInstagramなどで#butterboardを検索して参考にしたり、最初に好きなテーマを決めて、作ってもいいかもしれませんね。
食育に! 夏の自由研究に! グラスフェッドバター研究はいかが?

今回のバターボード教室で使用したバターは、ニュージーランド産の「グラスフェッドバター」です。
最大の特徴は、一般的なバターよりもきれいな黄色をしているところ。これは、にんじんやかぼちゃなどオレンジ色の野菜に多く含まれ、体の健康を守る栄養素である「β-カロテン」が多く含まれている証拠です。肝心の味ですが、「グラスフェッドバターのほうがおいしい!」と娘は言っていました。
ちなみに、グラスフェッドとは、牧草(グラス)を食べて(フェッド)育つ酪農方法のこと1。この方法だと牛はストレスが少なくのんびりした暮らしができるうえ、酪農をしている農家さんは人手が少なくてもすむために無理なく働くことができます。
さらに、一般的に牛を育てるために使われるエサや機械を動かすための燃料もあまり使わないため、地球温暖化を防ぐことにもつながるそう。グラスフェッドバターは、牛にも、人にも、環境にも貢献できる食材ということです!
“ふだん口にしている食べ物は、どこから来ているのか、どんな人がどうやって作っているのか”を親子で考えることは「食育」にもつながる大切なこと。夏の自由研究の題材として、バターボード作りとともに、グラスフェッドバターの生産背景を勉強してみるのはいかがでしょうか。
グラスフェッドバターについては下記のサイトも参考に!
- 牛の栄養管理のために一部補助飼料を与える場合があります ↩︎