子どもの健康や体のことについて、知っておくといざというとき安心! トリートマンといっしょに楽しく学びましょう。






ヘルパンギーナってどんな病気?
ヘルパンギーナは、主にコクサッキーウイルスなどのエンテロウイルスによって引き起こされる、夏風邪の一種です。喉に水泡ができ、突然の高熱が出るのが特徴で、乳幼児を中心に、5歳以下の幼児がかかることが多い病気です。喉の痛みが強いため、食欲不振や水分がとれなくなることも。脱水症状がひどい場合は、入院して点滴が必要になることもあるので注意が必要です。
夏に流行するヘルパンギーナ
冬にインフルエンザのような「乾燥に強いウイルス」が流行するように、夏にはコクサッキーウイルスやアデノウイルスといった「暑さや湿気に強いウイルス」が活発になります。夏は薄着になる機会が多く、肌や粘膜からの接触感染のリスクが高まることもあり、ヘルパンギーナをはじめとする夏風邪が流行しやすくなります。
手足口病と兄弟のように似ている
ヘルパンギーナと手足口病は、同じウイルスが原因となるため、症状がよく似ています。どちらも高熱や口の中の発疹が特徴ですが、手足口病は手や足にも発疹が出るという違いがあります。最初にヘルパンギーナと診断されても、後から手足に発疹が出て手足口病に診断が変わることも。見分けるのがむずかしい、兄弟のような感染症です。

小児科医・医学博士、保育士。 順天堂大学医学部卒業、同大学大学院 小児科思春期科博士課程修了。栄養と子どもの発達に関連する研究で博士号を取得。 現在2児の母。アメリカにて子育てを経験。「育児は楽に楽しく安全に」をモットーに、年間のべ1万人の子どもを診察しながら、子育て中の家族に向けて育児のアドバイスを行っている。
https://noriko-kudo.com/

准看護師免許を持つ漫画家。「子どもたちに健康と元気を届けたい」という思いで、子どもがかかりやすい病気や、体のことについてユーモラスなキャラクターで紹介している。「親子で一緒に学んで、病気に負けない強い体づくりを日頃から心がけてほしい」。
公式サイト:「なおせ!トリートマン」
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