大きな文字とプロセス写真、段取りメモなどが「実用的で見やすい！」と好評の『2品で完結！　晩ごはん献立』。みなさんのご意見をもとに、さらにパワーアップさせた第3弾が誕生しました。副菜アイディアやメインになる魚介類のレシピを強化し、献立に悩んだときにますます頼れる一冊になっています！

厚切り豚のしょうが焼き献立

豚のしょうが焼きといえば、白いご飯がすすむ人気おかず。そんなしょうが焼きを、とんカツ用の少し厚めの肉でアレンジしました。厚切りならではのふっくらとジューシーな焼き上がりは、一度作ればやみつきに。食べごたえも満点なので、副菜はシンプルな野菜の小鉢があれば充分！　「トマトとオクラのおひたし」は、あらかじめ作っておける、冷やすとおいしい一品。副菜→主菜の順にシンプルな段取りで作れるから、2品を慌てずに仕上げられますよ。（編集・谷本）

厚切り豚のしょうが焼き: 豚ロース肉（とんカツ用）　2枚（約200g）; かぼちゃ　1/16個（約100g）; ピーマン　1 個; しょうが（大）　1かけ; たれ; 　みりん　大さじ2; 　しょうゆ　大さじ1と1/2; 　酒　大さじ1; 　砂糖　大さじ1/2; サラダ油　塩　片栗粉

トマトとオクラのおひたし: トマト　1個（約180g）; オクラ　6本; 漬け汁; 　だし汁　1と1/3カップ; 　みりん　大さじ1/2; 　しょうゆ　小さじ1/2; 　塩　小さじ1/4; 塩

●豚肉は脂身と赤身の間に4～5カ所切り目を入れて筋を切り、室温に10分ほど置く。
●かぼちゃはわたと種を取り除き、幅1cmに切ってから長さを半分に切る。
●ピーマンは縦半分に切ってへたと種を取り除き、横半分に切る。
●しょうがは皮をむいてせん切りにする。
●たれの材料を混ぜ合わせる。
【2】野菜、肉の順に焼く

フライパンにサラダ油大さじ1/2を中火で熱し、かぼちゃとピーマンを入れて両面を2分ずつ焼く。ピーマンを取り出してふたをし、弱火にしてかぼちゃを3～4分蒸し焼きにし、取り出す。かぼちゃとピーマンに塩少々をふる。豚肉の両面に片栗粉を薄くまぶす。フライパンにサラダ油大さじ1/2を中火で熱し、肉を盛るときに表になる面を下にして並べる。両面を2分ずつ焼き、ふたをして弱火でさらに3分ほど焼く。
【3】たれをからめて仕上げる

しょうがを散らして一度火を止め、たれを回し入れる。再び弱火にかけ、フライパンを揺すりながら肉の上下を返してからめる。つやが出てとろりとしたら取り出し、食べやすく切ってピーマン、かぼちゃとともに器に盛る。フライパンに残ったたれを豚肉にかける。
（1人分447kcal、塩分2.1g）

漬け汁を作る。鍋にだし汁を入れて中火にかけ、煮立ったらその他の漬け汁の材料を加えて混ぜ、ボールに移して粗熱を取る。

オクラはへたの先を切ってがくのまわりをむき、塩適宜をまぶしてもみ、熱湯で30秒～1分ゆでて冷水にとり、水けをきる。トマトはへたをくりぬいて反対側に十文字の切り込みを入れ、熱湯にさっとくぐらせる。冷水につけて皮をむき、8等分のくし形に切る。トマトとオクラを【1】に加えて冷蔵庫に20分以上置く。
（1人分36kcal、塩分0.9g）

料理／大庭英子　撮影／南雲保夫

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