子育てお悩み相談室

2023.11.27

【子育てお悩み相談室】MEGUMIさん「干渉するとウザがられる。気にしていないふうを装うのも手」

タレント・女優として活躍する一方、ドラマ「くすぶり女とすん止め女」(テレビ東京ほか)で企画・プロデュースを手がけるMEGUMIさん。本作には、主人公・ほのかの頼れる相談相手〈ちーママ〉役としても出演。中学3年生の男の子のママでもあるMEGUMIさんに、「こどもオレンジページ」に寄せられた子育てに関するお悩みにアドバイスをいただきました!

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お悩み3

今年から小学校に上がった息子。保育園のときから外での出来事を報告してくれなかったけれど、「今日学校で何したの? ママに教えて」ときいても、「忘れた」「知らない」などと言って、何も話してくれません。もし、いじめなどに遭っても相談してくれなさそうで不安です。


あまりききすぎないで、
自分から話してくれるのを待つ


こういうこと、ありますよね。私もそうですけど、たぶん母親って、ききすぎちゃうんですよ。それが子どもにとってはウザく感じてしまう。あんまりきかないほうが、逆にしゃべってきてくれるかもしれませんね。私も「何かあったら言ってね」とか声をかけていたんですけど、それをやめたら、「じつは、こんなことがあって」と子どもから話してくれるようになりました。

そこで、子どもが話す内容に「えっ!」とか「なんでそうなったの⁉」って大きくリアクションしちゃうと、子どもがまためんどうくさくなったり、お母さんに悲しい思いをさせちゃうから話すのはやめよう……って気持ちになってしまう。だから「あ、そうなんだー」とうそでもいいから、あんまり気にしていないふうを装うのがポイントです。 

小学校高学年になると、子どもについてもっと把握しづらくなります。その不安はあるかもしれませんが、子育ての最終目標は自立させること。私は、子どものすべてを把握するのって結局は自分が納得したいだけなんだと気づいて、徐々に見守るようになりました。だから距離があって当然。

それでも成長していきますし、本当に何かあったときは食欲がなくなるとか顔色が悪いとか異変があって、その様子に気づけるのはやっぱりお母さんかなと。だけど不安なようなら、「何かあったら言ってね。でも言わなくてもいいよ」と、保険をかけながら声をかけてあげるといいんじゃないかなって思いますね。

MEGUMI(めぐみ)さん

1981年、岡山県生まれ。2020年、映画「台風家族」「ひとよ」で第62回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞。2023年4月、初の美容本『キレイはこれでつくれます』(ダイヤモンド社)を発売。ドラマの企画・プロデュースや飲食店の経営も手がけるなど、活躍の場を広げている。中学3年生男子の母でもある。

PickUp

「くすぶり女とすん止め女」

テレビ東京ほか/毎週火曜、深夜24時30分~放送

MEGUMIさん企画・プロデュースの女性応援ドラマ。ふちいく子さんの人気エッセー『くすぶり女のシンデレラストーリー』が原案。夫のモラハラに25年間耐えてきた専業主婦・郁子(西田尚美さん)と、恋愛も仕事も万年2番手な25歳の会社員・ほのか(香音さん)が、ぶつかり合いながらも手を取り合い、生きづらい現代社会にあらがっていく物語。MEGUMIさんは、ほのかが行きつけのスナックの〈ちーママ〉役として出演している。「私が登場するのは、ドラマの箸休め的なシーン(笑)。せりふは基本アドリブで大変だったんですけど、ほのかの相談相手として、お悩みのお答えがきちんとできていたらいいなぁと思っています」(MEGUMIさん)。

●第8話のあらすじ〈11月28日(火)放送〉
夫・武(勝村政信さん)の横領疑惑が郁子(西田さん)にもふりかかり、上司の八田(渋谷謙人さん)から出勤停止を告げられる。疑惑を晴らすには、武の味方ではないと証明する必要があると言われ、釈然としない郁子。そのころ、ほのか(香音さん)は婦人科クリニックの検査で茫然自失となる。郁子とほのか、考え込んだ二人が出した結論は……。

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取材・文/山本真沙美

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