「なんでもやりたがるこどもに料理の手伝いをさせたいけれど、自分に余裕がないとなかなかできず……」という本音も聞こえてきそう。
ていねいに教えたり、ゆっくり作業するのを待ったり、失敗したらやり直したり、とこどもと料理するのはなかなか根気のいること。
でもでも、いいこともたくさんあるんです!
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親子で料理すると、いいことがいっぱい!
「親子で料理を作るときの最大のゴールは、こどもといっしょに楽しむこと」と話す、子ども料理研究家の武田昌美さんに、親子で料理することで身につく、(料理スキルとは別の)いいことをうかがいました。
1 失敗をこわがらなくなる
失敗しても、親が「大丈夫だよ!」と笑顔で伝える。これだけで、こどもは「失敗を怖がらなくていいんだ!」と理解します。そこから別の料理にアレンジしたり、次にもっと上手にできた経験を積むことで、失敗の次の行動が大切だと、身をもって実感することができるんです。2 自信がつく
こどもは試行錯誤を繰り返しながら、最後に料理を完成させることで、自信をつけます。そして、親に「おいしい!」と食べてもらうことで、その自信が「がんばれば何でもできる!」という確信に変わります。こどもにとって、料理は最高の成功体験の場なんです。3 親も成長できる
「ひとりで最後までやり遂げる」経験は、こどもの自立に大事なこと。でも、親にとっては口も手も出さずに見守るのって、とてもむずかしいですよね。だからこそ我慢して見守ることができたとき、親の成長、自信にもつながります。これを具体的、かつ手軽に体験できるのが料理です。まずは、五感で楽しめる要素がたっぷりの「卵割りチャレンジ」を、親子でやってみましょう!