2023.01.06

〈レシピあり〉かたくなりにくい不思議なおもち、バターもちって知ってる?

バターもち

お正月は、たくさんおもちを食べましたか?

「おいしいけれど、少し飽きてきた」「アレンジのバリエをもっと増やしたい」と思っている方にお知らせしたいおもちの食べ方があります!

それがこちら。40年以上前から秋田県北秋田市を中心に愛され続けている地元ではおなじみのご当地おやつ「バターもち」。
バターと卵のこくのある風味が特徴で、やさしい甘みがどこかなつかしくてくせになるおいしさです。
時間がたってもやわらかいのは、バターや砂糖を入れて作るからなんですよ。
食べてみたい!と思ったら、ぜひ作ってみて。
余っている切り餅と家にある材料で手軽に作れますよ。

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『バターもち』のレシピ

材料(作りやすい分量)

切り餅……3個
卵黄……1個分
バター……40g
砂糖……大さじ3~4
塩……少々
片栗粉……大さじ1 と1/2
打ち粉用の片栗粉……適宜

作り方

1 餅を蒸し、砂糖、塩、卵黄を加える


 
口径約20cmの耐熱のボールに切り餅を並べ入れ、水大さじ3を回しかける。ふんわりとラップをかけ、電子レンジで2分ほど加熱する。餅の上下を返し、ボールの両端をあけるようにふんわりとラップをかけ、電子レンジで1分30秒ほど加熱する。水けをきり(やけどに注意)、砂糖、塩、卵黄を加える。

2 よく練り混ぜ、バターを加えてさらに練る


ゴムべらで餅のかたまりをつぶしてなじませながら、手早くよく練り混ぜる。全体が均一になったらバターを加え、バターを溶かしながらよく練り混ぜる。

3 片栗粉を混ぜ、生地をまとめる


バターが完全に溶けたら片栗粉を加え、餅に練り込むようによく混ぜる。全体がまとまり、粉っぽさがなくなるのが混ぜ終わりの目安。

4 形を整え、さましたらでき上がり


打ち粉をしたまな板に生地を取り出し、打ち粉をふりながら、厚さ2.5cm、幅6cmくらいの長方形に整える。ラップで包み、そのままさめるまで30分ほどおく(生地が締まって切りやすくなる)。食べやすく切っていただく。



はい、でき上がり!
生地が完全にさめたら、すぐに食べない分は、空気に触れないようにしっかりとラップで包んで冷蔵庫へ。

トースターで焼くと香ばしさアップ


冷えると堅くなるので、食べるときはトースターなどで加熱するのがおすすめ。オーブントースターで1~2分(冷凍保存したものは2~3分)焼くと、外はサクッとクッキーのような香ばしさになります。中はのびるほどの柔らかさ。焼くことでおもちがもっとやわらかくなる変化もチェックできるのがいいですね。くっつきやすいので、オーブントースターの天板にはアルミホイルをしいてくださいね。

いろんな形と味を楽しもう

上記の作り方 3 のあと、生地が温かいうちに好きな形に成形しても。
親子でいっしょに丸めたり切ったり、いろんな味つけをして楽しんで。

 

平たい丸形でごま黒糖味


打ち粉をしながら、手で小さめの一口大に丸めます。
柔らかいので、置いておくと自然に平らに。
白いりごまと黒砂糖をまぶして風味満点に。
 

三角形でくるみ黒みつ味


16×13cmくらいのバットに打ち粉をし、生地を平らに広げて。そのまま完全にさまし、包丁で三角形に切ります。濃厚な黒みつと刻んだくるみをトッピング。

四角形でのりチーズサンド


同様に四角形に切り、こんがり焼いたもちにチーズをのせてのりでサンドして。

昔は、もち米を蒸してつくところから各家庭で手作りされていたそう。
市販の切りもちで手軽に作れるから、親子で作ってみてくださいね。

 (『こどもオレンジページNo.2』より)

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料理/鈴木薫  撮影/三村健二  スタイリング/本郷由紀子 文/編集部・和田有可

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