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2025.12.04

【レポート】とうきゅうキッズプログラム『味覚の食育体験』を取材しました!

子どもに特別な体験をさせてあげたい。そんなパパやママの思いをかなえてくれる取り組みである「とうきゅうキッズプログラム」。第18回となった2025年のプログラムのなかでも、こどもオレンジページが注目した『味覚の食育体験』の様子をご紹介します!

「とうきゅうキッズプログラム」とは?

「とうきゅうキッズプログラム」とは、鉄道や不動産、ホテル・リゾートなどの幅広い事業を持つ東急グループが、小学生とその保護者に向けて開催している職業体験プログラムのこと。18回目を迎えた2025年は、鉄道やバスの運転士体験やホテルのブライダル体験など全35コースが展開。そのなかでも、こどもオレンジページが注目した『味覚の食育体験』の様子を取材しました!

ホテルの名誉総料理長による『味覚の食育体験』からスタート!

会場は渋谷にあるセルリアンタワー東急ホテルの39階。ふだんはパーティや結婚式などに使われているという広々とした部屋は一面が大きな窓で、東京の街を見渡すことができます。ホテルのロゴがついたエプロンとコックさんの大きな帽子を着用した子どもたちは、慣れない環境や服装に少し緊張ぎみの様子。

テーブルの席には複数種類のコップやパンなどが並んだセットが設置されていて、「今から、何が始まるんだろう」とドキドキ。そんな中、ホテルの名誉総料理長が登場し、『味覚の授業』がスタートしました。

【味覚テスト】4種類の液体の違いがわかるかな?

初めに行ったのは、目の前にある4種類のコップを使った「味覚テスト」。ぱっと見たところ差がない4つの水ですが、じつは「甘み」「酸味」「苦み」「塩味」とそれぞれ違う味がする液体になっているそう。参加者はそれぞれのコップを口に運び、飲み比べながら、「それぞれ、どんな味がするかな?」「その味はどのぐらいの強さで感じるかな?」との質問に答えていきます。

甘みを感じる液体にはグラニュー糖を約0.6%、塩味を感じる液体には食塩が約0.2%など、それぞれほんのわずか入っているだけ。どのコップがどの味覚なのかをきちんと理解している子も多かったですが、この味覚テスト、じつはホテルで働くコックさんたちでもなかなか感じ取ることがむずかしいそう。大人よりも子どものほうが味覚が鋭いといわれるのは、本当だったんですね!

視覚や嗅覚……食事はいろいろな感覚で味わうものと再認識!

そのほかにも、3種の白い粉末(塩・ざらめ・粉糖)を観察する「視覚実験」や温度の違いで同じスープの味がどう変化するかを感じる「触覚実験」などの実験を実施。これらの実験を通して、いかに自分たちが視覚・聴覚・触覚・嗅覚まで使って食事をしているかを感じ取ることができたようです。

実際に参加した子どもたちからは「今まで味覚などの五感について知らなかったので、ためになった!」などの声がありました。とっても貴重な体験ができましたね!

テーブルマナーを学びながら、ホテルの本格的なコース料理も体験!

最後は、ホテルの本格的なコース料理を実食する体験へ。ナイフとフォークの使い方やワイングラスの持ち方などのテーブルマナーに最初は戸惑う子どもたちでしたが、ホテルスタッフや親御さんに教えてもらいながら食事を楽しんでいました。

ちなみに、赤ワインに見えるのはぶどうジュース、シャンパンに見えるのはジンジャーエールなのですが、ホテルらしい演出に参加者は盛り上がっていました♪

ホテルのバックヤードの見学も! 親子で貴重な体験ができます

味覚体験やランチの合間にはホテルのバックヤードの見学もあり、盛りだくさんの内容に取材した私もワクワクしました! これだけの充実した内容が無料というのがまた驚きです。来年はぜひ子どもといっしょに参加したいと強く思いました!

東急グループでは、「多様な仕事や物づくりを体験することで、未来を担う子どもたちに将来の夢や暮らしについて考えるきっかけにつなげたい」という思いから、毎年小学生向けのプログラムを準備しています。親子で貴重な体験をできる絶好の機会。来年も開催予定なので、ぜひチェックしてみてくださいね。

文/編集部・森

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