
2017.08.20
旅気分をいっそう盛り上げてくれる「駅弁」。
全国にはじつに様々な種類の駅弁がありますが、
なかでも有名なものといえば、北海道は森駅名物「いかめし」です!!
柔らかないかと、中に詰まったもっちりご飯。その奥深くまで染みこんだたれは、
日本人ならなじみのある甘辛い味で、食べるとどこかほっとします。
1941年に誕生して以来、今なお愛され続けるこの味。
一体どうしてこんなにもおいしいのか、
その秘密をこっそり(?)お教えしちゃいましょう!
《おいしさの秘密1》
これは、いか一つひとつに、手作業で生の米を詰めているところ。
詰める米の量は、いかを手で持ったときに大きさを判断して、
それぞれのいかにベストな量を入れているそう。
だから、どの「いかめし」にもごはんがみっちり!
《おいしさの秘密2》
続いては、たれの中でいかをグツグツ煮ているところ。
このたれは醤油ベースで、砂糖の代わりにざらめを加えているのだそう。
だから、こんなふうに食欲をそそる「てり」が生まれるんです!
《おいしさの秘密3》
そしてこちらは、煮込み終わったいかを箱詰めしているところ。
このときはまだホッカホカですが、完成してから駅に運ばれ、
お客さんが手にするまでに、少しずつさめていきますよね。
じつは、このさめていく時間が重要!
その間にご飯がどんどん蒸れていくからこそ、おいしさがさらにアップするんです!
さてこの「いかめし」、全国の百貨店の催事などでも購入できるので、
「食べたことある~!」という人はきっと多いはず。
ではみなさん、この駅弁の故郷、森駅に行ったことはありますか?
じつは森駅って……
こ~んな絶景を望める駅なんです!
景色を楽しみながら、駅や列車内で食べる「いかめし」は、また格別の味。
ぜひ、現地を訪れてみることをおすすめします!
この「いかめし」だけでなく、全国にはまだまだ魅力的な駅弁がいっぱい。
さぁ、無性に駅弁が食べたくなってきたみなさん!
ぜひ、自分好みの駅弁探しの旅に出掛けてみませんか?
撮影/寺澤太郎 文/編集部・山田
(『オレンジページ』2017年9月2日号より)
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