料理研究家・藤井恵さんのプライベートなレシピを初公開した『藤井 恵 わたしの家庭料理』。料理家になって19年の集大成として、ふだん家族で楽しんでいる、藤井さんが本当に作りたい料理を一冊にまとめました。レシピひとつひとつにまつわる、ほっこりエピソードも必見です!
キンパ(韓国風のり巻き)
娘さんの影響で、ある時期、韓国料理にはまっていたという藤井さん。これまでにさまざまな具のキンパを考案してきました。「キンパって、巻きすがないとできないのでは?」という心配は不要。巻きすをラップで代用するのが藤井流なのです。初心者には形のはっきりした具のほうが芯になって巻きやすいとのことで、今回はきゅうりやたくあん、かにかまでご紹介。香ばしいごま油がアクセントのキンパは、行楽のお供にもおすすめです。(編集・秋山)
- (2人分)
- 温かいご飯 400g
- 焼きのり(全形) 2枚
- かに風味かまぼこ 6本
- きゅうり(縦割り) 1/2本
- たくあん(1cm角×長さ10cm) 4本
- ごま油 塩
ラップの上にのり1枚をのせ、ごま油小さじ1を全体に指で塗り、塩小さじ1/6をふる。ご飯200gをのせ、のりの向こう3cmほどを残して平らに広げる。手前にきゅうり、たくあん、かにかまの各1/2量をのせる。
ご飯に塩とごま油を混ぜる方法もありますが、私は味にむらが出ないよう、のりに調味します。
手前ぎりぎりに具を。
これがしんになるので、一列にきれいに並べます。
ラップを持ち上げ、手前からきつめに巻く。ラップの手前を巻き込まないように少し浮かし、さらに巻く(途中、ラップをかぶせて巻いた部分をぎゅっと締める)。最後まで巻いたらラップに包み、5分ほどおいてなじませる。もう1本も同様に作る。
のりの手前を起こして、具を押さえながらひと巻き。
ラップを巻き込まないように浮かしながら、少しきつめに巻きます。
ラップをつけたまま幅1.5cmに切り、ラップをはがして器に盛る。
ラップごと切り分けると全体に張りがあるのでご飯がつぶれにくい。切り口もきれいです。
料理/藤井 恵 撮影/澤木央子
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