おしえて!トリートマン

2024.11.24

子どもがかかりやすい溶連菌感染症について知りたい! 漫画でチェック【おしえて!トリートマン】

子どもがかかりやすい病気について、知っておくといざというとき安心! トリートマンといっしょに楽しく学びましょう。

登場キャラ紹介 トリートマン…みんなに病気や体のことをおしえてくれる元気の味方! チっくん…トリート漫画大切にしている注射器のぬいぐるみ

溶連菌感染症ってどんな病気?

溶連菌感染症は、幼児や小中学生に多く発症する病気。今までは冬に流行しやすいといわれていましたが、今年は夏にも流行し、季節性があまりなくなってきました。
発熱、のどの痛みや少しかゆみのある細かい発疹、イチゴ舌など、上の漫画にあるような症状が見られたら受診をしましょう。気持ちが悪くなったりおなかが痛くなったりすることもあります。検査の方法は、長い綿棒でのどをぬぐうもので、5~10分で結果がわかります。扁桃炎の原因はいろいろありますが、溶連菌感染症の場合、ウイルス性の風邪とは違って細菌が原因のため、抗生剤を用いてしっかり治療しましょう。

抗生剤が有効

医療機関で処方された抗生剤をのむと熱が下がってきます。熱が下がっても薬を「のみきる」ことが大切で、必ずのみ方は守りましょう。もし抗生剤を飲み始めて丸1日以上たっても熱が下がらない場合は、他の病気を併発しているかもしれないので再度受診してください。新型コロナやインフルエンザと併発している場合もときどきあります。

いつから登園、登校できる?

幼稚園・保育園や学校に行ける目安としては、抗生剤をのみ始めて24時間以上たち、熱が下がって元気や食欲が戻っていればOK。のどが痛い場合は、薄味にし、食べやすくのみ込みやすいものにしてみてください。水分はこまめにあげましょう。
溶連菌感染症にかかった後、もし3~4週間後に目がむくんだり、血尿が出たりしたら、腎炎などの合併症を発症している場合もあるので、必ず受診してください。

 

監修/工藤紀子
小児科医・医学博士、保育士。 順天堂大学医学部卒業、同大学大学院 小児科思春期科博士課程修了。栄養と子どもの発達に関連する研究で博士号を取得。 現在2児の母。アメリカにて子育てを経験。「育児は楽に楽しく安全に」をモットーに、年間のべ1万人の子どもを診察しながら、子育て中の家族に向けて育児のアドバイスを行っている。 https://noriko-kudo.com/

山岸知己

作/(キモト)
准看護師免許を持つ漫画家。「子どもたちに健康と元気を届けたい」という思いで、子どもがかかりやすい病気や、体のことについてユーモラスなキャラクターで紹介している。「親子で一緒に学んで、病気に負けない強い体づくりを日頃から心がけてほしい」。 
公式サイト:「なおせ!トリートマン」
X:https://twitter.com/136teatman



文/編集部・和田有可

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