便秘ってどんな病気?
便秘とは、便(うんち)が長い時間出なかったり、出にくいことをいいます。排便が週に2回以下だったり、毎日出ていてもコロコロ便が続いたり少量しか出ない場合や、10分以上かかる場合は、便秘の可能性があると考えます。トイレが詰まるほど大量の便が出る(便がたまっている証拠)のも、便秘のサイン。また、下着に便のかたまりがついているときは、知らないうちに出ていることもあり、便秘が原因のこともあります。ピカピカの1年生は便秘になりやすいタイミング
子どもの便秘はめずらしいことではありません。便秘がおきやすい3大タイミングというのがあり、それは・離乳食開始時
・トイレトレーニング開始時
・就学時
です。
小学校入学は、子どもにとって環境や生活が大きく変わり、緊張があったり自分のタイミングでトイレに行かれなかったりということもあり、便秘になりやすいといえます。ほうっておくとだんだん悪くなることも多いので、生活習慣や食事に気を付けましょう。
いつ、どんな便が出たか、記録をつけることも効果的です。上の「うんちのしゅるい」を参考にしてくださいね。
監修/工藤紀子
小児科医・医学博士。 順天堂大学医学部卒業、同大学大学院 小児科思春期科博士課程修了。栄養と子どもの発達に関連する研究で博士号を取得。 現在2児の母。アメリカにて子育てを経験。「育児は楽に楽しく安全に」をモットーに、年間のべ1万人の子どもを診察しながら、子育て中の家族に向けて育児のアドバイスを行っている。 https://noriko-kudo.com/
作/(キモト)
准看護師免許を持つ漫画家。「子どもたちに健康と元気を届けたい」という思いで、子どもがかかりやすい病気や、体のことについてユーモラスなキャラクターで紹介している。「親子で一緒に学んで、病気に負けない強い体づくりを日頃から心がけてほしい」。
公式サイト:「なおせ!トリートマン」
X:https://twitter.com/136teatman