和菓子作家 坂本紫穗の 
手作り こどもわがし

2024.11.06

とろとろ柿プリン 【和菓子作家・坂本紫穗の〈手作りこどもわがし〉2】

旬の柿をたっぷり♪ ミキサーで混ぜるだけのとろとろプリン

朝起きると一目散にキッチンに駆け込んで、ぬいぐるみたちの朝食を作る娘さん。

今朝も手際よく何品も作っていました。

焼くのも、炒めるのも、混ぜるのも、毎日少しずつ具材を替えているのがこだわりのようで、素材選びから余念がありません。そして、
鍋ごと豪快に出すスタイルのようです(笑)。
今朝もぬいぐるみたちへの愛情たっぷりの娘でした。

さてさて、今日もお料理に興味を持ちはじめた娘といっしょにおやつ作り。
今月は旬の柿を使った『とろとろ柿プリン』。
もちろん牛乳でもできますが、今回は豆乳を使っています。
乳製品が苦手なかたもお楽しみいただけますように。

「とろとろ柿プリン」のレシピ


材料(3~4人分)

柿(皮をむき、種を取ったもの)……250g
豆乳(無調整)……130g
レモン汁……小さじ2

作り方

1 材料をミキサーに入れる

柿はカットしてミキサーに入れる。

続けて、豆乳とレモン汁を加える。
 

2. ミキサーにかける

ミキサーにかけて、ゆるいペースト状にする。

このタイミングでスプーンで少量すくって味見をしましょう。
甘みをたしたい場合は砂糖やはちみつ※を少し加えましょう。
その場合は甘みを加えた後、もう一度ミキサーにかけます。

※ボツリヌス症予防のため、1歳未満の乳児に与えることは避けてください。

3. 器に注ぐ

お好きな器に、お好きな量を入れる。


4. 冷蔵庫で冷やす

冷蔵庫で3時間程度冷やしてとろみを出す。


娘は固まるのが待ちきれず、フライング試食していました。
果物が好きな娘は柿も大好きです。
「かきのしゅーぷだよー!」と言って堪能していました。

一般的な柿プリンは牛乳で作り、柿の成分のペクチンが牛乳のカルシウムに反応することで固まりますが、今回は豆乳のたんぱく質とレモン汁の酸の反応で固めています。
しっかり固まるというより、トロトロになる程度の凝固です。

個人的に豆乳が好きなのと、レモン汁の酸味がさわやかでおいしかったのでこちらのレシピをご紹介することにしました。(レモン汁の酸が入るので、変色も抑えられます)。

スーパーに柿が出回る今の時期に、ぜひお試しください。
寒くなってきましたので、風邪などひかぬよう、暖かくしてお過ごしくださいね。



坂本紫穗(さかもと しほ)

和菓子作家。「紫をん」の名でオーダーメイドの和菓子を作品として制作・監修。日本国内および海外で和菓子教室やワークショップ・展示・レシピの開発を行う。素材や色、表現方法にこだわった作品が人気。

紫をんweb  https://shiwon.jp
紫をんInstagram https://www.instagram.com/shiwon.wagashi/


バナー撮影/有賀 傑 料理・撮影・文/坂本紫穗 

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