2022.09.02

豆腐、きな粉、枝豆、もやし……共通点はな~んだ?

突然ですが、クイズです!
豆腐、きな粉、枝豆、もやし……共通点はなんでしょう?

ヒント、みそやしょうゆも仲間です。
さあ、分かりましたか? 

そう、正解は大豆


どれも大豆からできているものなんです。
「もちろん知ってる、簡単~!」という声も聞こえてきました(笑)が、そもそも大豆ってどんな植物でどんなふうに育ち、何になる、ということも知っていますか? こどもに尋ねられたときに、きちんと説明ができると鼻が高いですよね。

大豆ってどんなもの?



大豆は「畑のお肉」と呼ばれるほど、たんぱく質や脂質をたくさん含んでいる植物。マメ目マメ料に属している穀物の一種で、一年草です。5月ごろに種をまいて、本格的な冬になる前の11月ごろに収穫。豆が茶色になるまでよく乾燥させたら、私たちが知っている大豆の完成! そのまま豆として食べるのはもちろん、加工によって別の食材や調味料に変身するんですよ。

大豆からできているもの、いろいろ


みそ

大豆を蒸すか煮るかして、麹、塩を混ぜ合わせ、発酵させて作る調味料。「米麹」を使ったら米みそ、「麦麹」を使ったら麦みそになります。

豆腐

豆乳をにがりなどの凝固剤で固めて作るもの。水分が多くて柔らかい「絹ごし豆腐」や、堅くてしっかりした食感の「木綿豆腐」があります。

しょうゆ

大豆、小麦、塩が主な材料。微生物によって発酵させて作る調味料です。江戸時代から、基本的なつくり方はほとんど変わっていないそう。

 
その他、「納豆」「きな粉」「豆乳」も大豆からできているもの。大豆ってすごい!

さらに、もやしや枝豆も大豆だって知っていましたか?


もやしや枝豆は成長途中の大豆



もやしや枝豆は、じつは大豆の生長途中のもの。大豆の芽が「もやし」で、ビタミンCやビタミンKがたくさん含まれているんです。暗くて日の当たらない場所に種をまいて育てると、芽が緑ではなく白色になるんですよ。

そして、大豆の若いころが「枝豆」。日の当たる場所で芽を育てていくと、さやの中に豆ができてきます。さやが緑色の状態で収穫すると枝豆になりますよ。

「へえ~。知らなかった」ということがあった方、お子さんやお友達にもぜひ話してみてくださいね。
来週の金曜は、大豆を使った料理のレシピをお届けします。お楽しみに!

『こどもオレンジページ No.4』より)

LINEのお友達になって新着情報も見てね

コラム監修/藤本勇二(武庫川女子大学幼児教育学科准教授) イラスト/てぶくろ星人 文/編集部・和田有可

SHARE

RELATEDこの記事に関する記事

ARCHIVESこのカテゴリの他の記事

TOPICSあなたにオススメの記事

PICK UPおすすめ