豆腐、きな粉、枝豆、もやし……共通点はなんでしょう?
ヒント、みそやしょうゆも仲間です。
さあ、分かりましたか?
そう、正解は大豆。
どれも大豆からできているものなんです。
「もちろん知ってる、簡単~!」という声も聞こえてきました(笑)が、そもそも大豆ってどんな植物でどんなふうに育ち、何になる、ということも知っていますか? こどもに尋ねられたときに、きちんと説明ができると鼻が高いですよね。
大豆ってどんなもの?
大豆は「畑のお肉」と呼ばれるほど、たんぱく質や脂質をたくさん含んでいる植物。マメ目マメ料に属している穀物の一種で、一年草です。5月ごろに種をまいて、本格的な冬になる前の11月ごろに収穫。豆が茶色になるまでよく乾燥させたら、私たちが知っている大豆の完成! そのまま豆として食べるのはもちろん、加工によって別の食材や調味料に変身するんですよ。
大豆からできているもの、いろいろ
みそ
大豆を蒸すか煮るかして、麹、塩を混ぜ合わせ、発酵させて作る調味料。「米麹」を使ったら米みそ、「麦麹」を使ったら麦みそになります。豆腐
豆乳をにがりなどの凝固剤で固めて作るもの。水分が多くて柔らかい「絹ごし豆腐」や、堅くてしっかりした食感の「木綿豆腐」があります。しょうゆ
大豆、小麦、塩が主な材料。微生物によって発酵させて作る調味料です。江戸時代から、基本的なつくり方はほとんど変わっていないそう。その他、「納豆」や「きな粉」、「豆乳」も大豆からできているもの。大豆ってすごい!
さらに、もやしや枝豆も大豆だって知っていましたか?
もやしや枝豆は成長途中の大豆
もやしや枝豆は、じつは大豆の生長途中のもの。大豆の芽が「もやし」で、ビタミンCやビタミンKがたくさん含まれているんです。暗くて日の当たらない場所に種をまいて育てると、芽が緑ではなく白色になるんですよ。
そして、大豆の若いころが「枝豆」。日の当たる場所で芽を育てていくと、さやの中に豆ができてきます。さやが緑色の状態で収穫すると枝豆になりますよ。
「へえ~。知らなかった」ということがあった方、お子さんやお友達にもぜひ話してみてくださいね。
来週の金曜は、大豆を使った料理のレシピをお届けします。お楽しみに!
(『こどもオレンジページ No.4』より)
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