読者投票によって選ばれる「オレンジページ広告大賞」。
「欲しかった情報が載っていた」「思わず読み込んでしまいました」といった読者の皆さんの声とともに、たくさんの投票をいただきました。そして、ついに受賞作品が決定! 『オレンジページ』はこれからも暮らしに役立つ広告を発信してまいります。お楽しみに!
撮影/内藤健志 イラスト/いわしま ちあき
温かみのあるイラストにひかれました。三陸の特産物が魅力的に描かれていて、見ているだけでワクワクしてきました。(35歳・家事手伝い)
厳しい冬の寒さのなか、暖かさを感じるサポーター通信です。イラストがやさしく岩手の人情を感じることができ、食材の豊富さがわかる広告でした。
(59歳・専業主婦)
広告というより記事のような感じなので、素通りすることなく、しっかり読めたのが◎! サポーター募集にも目がいって、さっそくHPをチェックしました(笑)。 (31歳・専業主婦)
具のバリエーションがいろいろできそうなので、簡単に作って簡単に食べられるのがいいですね。おみそ汁がある食生活は、ほっとできてうれしいです。(40歳・専業主婦)
みそ汁は毎日食べたいが、人数が少ないと少量しかいらず。でも具はいろいろ食べたいし……と思っていました。この方法があったかとくぎづけになりました。(41歳・パート・アルバイト)
今年は読み手に考えさせる広告が多かったように感じました。知ってほしいことをちりばめ、読者がその一つ一つを見て感じて広げていく。細かく読ませることで本質をしっかりと知ってもらいたいという、一本筋が通った作りになっています。そのために幅広い技法で努力されているのがわかりました。
私はよく「物が動く」と表現するのですが、「物」があるから「事」が動く。つまりアクションが起こる。「物」をどう伝えるかが大切です。最近は読者参加型になっていますね。読んで、見て、そしてその読んだ人がアクションを起こしやすい、ざわめきや驚きを感じる広告になっていると思います。
私は審査員のなかではもっとも一般の読者の目線だと思っています。昨年は写真やレシピのお得感で選びましたが、今年は目に留まるものが違いました。目に飛び込んでくるようなインパクトのあるものにひかれた昨年は目に入らなかったものが、今年は自然に入ってきた。それがすごく新鮮で、驚きでした。
今年は『オレンジページ』の記事の間にはさまるとどう見えるのかに注目しました。多くの情報のなかでいかに目を留めさせるか。カギとなったのは色彩でしたね。どれも技に走りすぎていない。力量のある人たちが、その力をほどよく抑えて作っている。クリエイターのみなさんのすごさを感じました。
今年は地域性と素材がキーワードでしたね。全国にはまだまだ知らない食材やおいしいものがゴロゴロある。「食」で地域が活性化する、それがこの国のあるべき姿だと感じました。郷土性、旬、気候などがとてもわかりやすく表現されているものが多く、日本の地域色の豊かさをあらためて考えさせられました。