close

レシピ検索

食材からレシピを探す

  1. HOME
  2. オレペ和食新聞

朝食には、日本人が慣れ親しんだ〈和食〉を

前ページのアンケートのように、パンを主食にした洋風の朝食をとる人が増えているようですが、やはり、日本人の食卓で古くから親しまれてきたのは〈和食〉。おいしいのはもちろんのこと、たくさんの魅力が詰まっています。「まず主食のご飯は、パンと比べて消化吸収がゆるやかなので腹もちがよく集中力が長く続きます。また、咀嚼する回数が増えて脳が刺激されることから、朝食で食べると目覚めもスッキリ! さらに、ご飯に合わせるおかずは、豆腐や納豆、焼き魚など脂質が少ない食材が多く、胃腸への負担が少ないのも特徴です。つまり、和食は朝食にとても適しているといえるでしょう」(新谷友里江さん)。
昼食や夕食は外食が多くても、朝食なら自分で工夫して、新しい習慣を取り入れやすいもの。今まではパン派だったという人も、明日の朝からぜひ和食メニューにトライしてみては?

朝食にもぴったり! 「みそ」のパワー
和食に欠かせない調味料である「みそ」は、風味豊かな味わいがあるだけでなく、健康に役立つ栄養もたっぷり含まれています。主な原料の大豆は、〈畑の肉〉と呼ばれるほど良質なたんぱく質が多いほか、女性ホルモンと似た働きがあるイソフラボン、カルシウムや鉄などのミネラルも豊富。
さらに、エネルギー代謝をサポートするビタミンB群を含んでいるので、朝食にはぴったりといえるでしょう。また、みそは大豆などを発酵、熟成させてつくられます。発酵食品に含まれる植物性乳酸菌にはすぐれた整腸作用があり、食べ物の消化を促したり有害物質を体外に排出する働きがあります(新谷友里江さん)。

管理栄養士、フードコーディネーター。
雑誌などで栄養バランスを考えたおしゃれなレシピを提案している。

「ご飯」と「みそ汁」は黄金の組み合わせ!>>
取材・文/安井まさこ イラスト/いわしま ちあき