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コウケンテツのわがままレシピ拡大版 いつでも!料理教室
Lesson33 やっぱり照り焼きがいちばん!
「ご飯によく合う味つけといえば、やっぱり照り焼きでしょ」とコウさん。しょうゆ、酒、みりん、砂糖といったいつもの調味料を合わせるだけなのに、ジャーッとからめて焼けば、どんなおかずも勝ち目なしの味と香りに。「照り焼き」はやっぱりおいしい!
たれにからめて焼いたつくねは、お店っぽく卵黄につけてどうぞ。照り焼き鶏つくね

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照り焼きといえば、やっぱりつくね。つくねといえば、やっぱり鶏ひき肉です。僕は鶏ひき肉が大好きなんですけど、ちょっとジューシーさがなくて、パサついちゃうって感じる人が多いみたいですね。そこで、ジューシーさを出すために、卵を多めに入れてたね自体をしっとりとさせています。仕上がりの口当たりも柔らかくしておりまっせ。そんで、青じそとすりごまなどの薬味をたっぷり使うのもポイント。照り焼きとの相性は抜群ですよ。肝心の照り焼きのたれはというと、こくと風味を出すために、にんにくのすりおろしを入れ、たれがよくからむように片栗粉も加えてます。つくねのたねも、照り焼きのたれもこんな感じでちょっとひねりきかせているので、困ったことに、ご飯が進みます(笑)。
ココがポイント!
フライパンに余分な油や水けがあると、たれを混ぜたときに味が薄くなってしまうので、ペーパータオルであらかじめ拭き取りましょう。


 
なす、エリンギ、赤ピーマンにも、こくのある味がなじんでうまいっす。豚ロールの照り焼き

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こっちのは、変わり照り焼き。あんまり普通のばっかり紹介してもね~、ってことで、豚の野菜ロールに照り焼きだれをからめるレシピにしました。なすとエリンギは味がよくしみ込むので、豚のうまみとたれをガンガン吸ってくれます。赤ピーマンは食感がよいです。豚肉で野菜を巻くときは、火の通りがよくなるように、少しずつずらしながら巻いてくださいね。あとは、照り焼きのたれに黒酢を加えるのがポイント。ただ酸味が加わるだけじゃないんですよ。普通のお酢を加えたときよりも、こくと風味がアップします。
さらに、お肉のおいしさを引き立ててくれるので、いろんなおかずに活躍させてほしいなぁ。カラダにもいいし、黒酢はおすすめですよ。
ココがポイント!
黒酢は、あらかじめ照り焼きのたれに加えてしまうと加熱したときに風味がとんでしまうので、フライパンの火を止めてから加えて。


料理のココロ …「コウケンテツのやっぱり○○がいちばん!」です。

最近改めて思うのは、「やっぱり野菜がいちばん!」ってこと。

じつは幼い頃は好き嫌いが多くて、あれは食べない、これも食べないってワガママな子どもだったんですよね~。それがある日、母(であり料理研究家)、李映林が作ってくれた、しいたけのナムルを食べてから人生が変わりました。「しいたけってめっちゃおいしいやん」って(笑)。

それから「グリーンピースの歯ごたえと青くさい味がうまいわぁ」、「ごぼうの土っぽさが最高!」みたいに、野菜そのもののおいしさが分かるようになってきたんです。レシピを考えるときもまずはどの野菜を使うか、から考えます。僕のレシピの主役は、あくまで野菜。それは母の影響が大きいですね。
 

料理/ コウケンテツ 撮影/松本祥孝(豚ロールの照り焼きの写真) スタイリング/ 諸橋昌子

次回の更新は4月28日(月)予定です。