HOME> ムービーレシピ・コウケンテツのいつでも料理教室
コウケンテツのわがままレシピ拡大版 いつでも!料理教室
Lesson26 真冬の大根をおいしく食べる!
「この時期の大根は、みずみずしくてやわらか。しかも安いからたっぷり食べたいですよね」とコウさん。今回は大根のおいしさが存分に味わえる煮もの&鍋ものをご紹介。大根メニューのレパートリーにぜひ加えて。
大根に豚肉のうまみがしみて、ご飯がすすむこと間違いなし! 大根とスペアリブのピリ辛煮

レシピを見るムービーを見る
大根っすよ、冬はやっぱり! 大根メニューといえばやっぱり煮込み。煮込めば煮込むほど、ほっくりとやわらかくなり、じわ~っと味がなじんでいきます。今回は豪華にスペアリブと一緒に煮込みます。この大根とスペアリブを煮込むってメニューは、母がよく作ってくれたんですよね~。ストーブの上でコトコトじっくり煮込むので味はしみしみ、お肉がやわらかくて最高においしかったんです。僕の冬の定番って感じ。
んで、にんにくをガツンときかせるので、ご飯もすすむし、お酒のアテとしても活躍します。ポイントはスペアリブの下ごしらえ。できたときのおいしさが全然違いますので、ムービーでチェックしてね。んで、作るときは大量に作って、次の日はカレーにするって裏技もありますよ。
ココがポイント!
スペアリブはあらかじめ下ゆでし、水で洗います。このひと手間で、アクや油っぽさが抜けて臭みもなくなります。


 
素材から出る味の相乗効果で、うまみたっぷりの鍋になります。焼き大根の塩ちゃんこ鍋

レシピを見る
お次はお鍋っす。今回の鍋は、まさに旬の大根をいかにおいしく食べるかってのを考えて作りました。だからこそ、ちょっと手間をかけて焼き目をつけますのじゃ。香ばしさが加わるとお鍋がぐんといい味になるし、みずみずしさとの違いもいい。焼き大根って意外においしいんですよ! 韓国では野菜の根とか皮とか、捨ててしまう部分でだしを取ったりします。野菜からうまみのだしが出るっていうんですよね。野菜だけでなく、豚バラ、たら、油揚げもうまみがたっぷり! だからこそ、塩味だけの塩ちゃんこにしたんです。あとは白ごまをたっぷり用意してください。このごまの香ばしい風味があれば、たれもつゆもいらないくらいうまいっす。
ココがポイント!
大根は焼き目をつけると、甘みが引き立ちます。香ばしさも加わることで、味つけはシンプルでもうまみたっぷりの鍋になります。


料理のココロ …「冬野菜の王様・大根のここが好き」です。

はっきり言いますが、大根はえらい! 捨てるとこなど一つもございません。

まずは皮。塩ちゃんこのところにも書きましたが、野菜からだしが出ますので、いろんな野菜と一緒に煮るときにだしとして使えます。皮できんぴらを作ったりもします。さらには干して保存し、水でもどしてスープやあえものに使ったりもするんです。韓国では冬の保存食として重宝されているんですよ。

んで、葉にはビタミン、カロチンなども含まれているので、捨ててしまってはホンマにもったいない。大根の葉のキムチにしたり、塩でもんであえものなんかにもできます。

野菜は旬のものが一番おいしいですよね。冬の大根は夏の大根と比べたら、ほのかに甘味があり、歯ごたえも全然違います。この時期ならではの大根のおいしさをぜひ味わってくださいね。
 

料理/ コウケンテツ 撮影/松本祥孝(焼き大根の塩ちゃんこ鍋の写真) スタイリング/ 諸橋昌子

次回の更新は1月22日(火)予定です。