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コウケンテツのわがままレシピ拡大版 いつでも!料理教室
Lesson23 香りを味わう きのこのご飯
「香りがよく、うまみもあるきのこ。このおいしさを存分に味わうなら、やっぱりご飯とのコラボがベスト! きのこがたっぷり食べられるでしょ」とコウさん。きのこの持ち味を生かした簡単レシピで、秋のご飯を楽しんで。
酸味のきいたたれでさっぱりといただく、秋味ビビンバです。きのこの和風ビビンバ

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晩秋のきのこご飯ですわな。しかもコウケンテツお得意の韓国料理を和風にアレンジにしちゃいました。なんときのこでビビンバを。え~!? ビビンバってほうれん草とかもやしのナムルを作ってから、ご飯にのっけるんじゃないの!? 確かにそうなのですが、ビビンバって要するに「混ぜご飯」って意味なので、こんなレシピも全然アリだと思います。旬の食材を使うのが一番おいしいですからね~。コウケンテツ特製のさっぱりビビンバだれをかけ、よ~く混ぜていただきます。ここが大事なのでもう一度! ”よ~く”混ぜてくださいね。きのこはローカロリーな食材。そのうえ今回は、油で炒めたりせず網焼きしているので、ホントにヘルシーなレシピです。しかも食べごたえもバッチリですよ。
 
ココがポイント!
きのこは網で焼くと、香ばしくなってうまみが凝縮されます。網焼きする前には、塩、酒で下味をつけて。


 
マッシュルーム、しめじのダブルきのこで、香りもうまみもアップ。きのこの簡単リゾット

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お次はきのこでリゾットを作っちゃいます。リゾットってどうしてもおしゃれな響きがして、しかも難しいってイメージがありますよね。そんなあなたの先入観を払拭すべく、コウケンテツが超簡単レシピをご紹介しますね。プロのシェフから見たら「これはリゾットじゃないよ!」って言われるかもしれませんが、充分おいしい仕上がりにしておりますので、ご安心を。お米からではなく炊いたご飯を使うので、もうご飯には火が通っています。なのであまり煮つめすぎたり、混ぜすぎないように注意。お粥みたいになっちゃいますので。簡単リゾットなので、調理時間も短く手早くいきましょうね!
ココがポイント!
炊いたご飯で作る超簡単リゾット。ご飯は前日の冷やご飯でもOKだから、いつでも手軽にリゾットが楽しめます。


料理のココロ …「においフェチな料理研究家!?」です。

突然ですが僕ね、実はめっちゃにおいフェチなんです。なんて言えば誤解されてしまうかもですが……(笑)。今回のきのこメニューは「香りを味わう」がテーマでしたが、料理って味だけじゃなく、香りも重要なんですよね。

料理研究家にとって、舌と同じくらい大事なのが嗅覚です。味覚と嗅覚は切っても切れない関係ですし、「いい香り~!」ってのは食欲をそそる大きな要因にもなります。また、香りで食材を炒めるタイミングや、炒め具合が分かったりもします。「にんにくを炒めて香りが立ってきたら、次の食材を加える」ってのがいい例ですね。

香りの食材、素材といえば、スパイスやハーブ。僕も大好きなんですが、使うときは強火で調理しないようにしています。強い火は焦げやすくなるばかりか、せっかくの香りがとんでしまいますので。

香りを感じるってことは、料理を作るうえでとっても大切なこと。においフェチ(!?)までならなくても、これからは香りにもちょっとだけ敏感になってみませんか?
 

料理/ コウケンテツ 撮影/松本祥孝(きのこの簡単リゾットの写真) スタイリング/ 諸橋昌子

次回の更新は11月20日(火)予定です。