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コウケンテツのわがままレシピ拡大版 いつでも!料理教室
Lesson22 豚肉のデイリーおかず
韓国料理がお得意のコウさん。なかでも「韓流だれ」を使ったメニューは、どれも絶品!「作り方は簡単なんだけど、いろいろな使い方ができて、しかもおいしいんです!」といつも以上に力が入ります。そんな韓流だれ。覚えておかなきゃ損ですよ!
まずは韓流だれを「かける」使い方。揚げもののたれにぴったり! 鮭の竜田揚げ 韓流だれ

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この「韓流だれ」は、ヤンニョムジャン(薬念醤)と呼ばれる韓国のしょうゆベースの薬味だれのことです。主に焼き肉だれに使いますが、これはサカナにも煮ものにも、とびきり合います。もちろん揚げものにだって合います。たれ自慢(?)のコウケンテツ、一番のおすすめで、マーマレードを加えるのがポイントなんですよ。このたれを覚えておくと、料理のバリエーションが広がること間違いなし! それと鮭は安くておいしいのですが、レパートリーが少ないのも悩み……。竜田揚げってのもありです。んで、韓流だれをかけていただきます。使うのはいつもの食材だけど、アレンジ次第でぐっと新しいメニューになるでしょ。
 
ココがポイント!
韓流だれのおいしさの決め手はオレンジマーマレード。甘さと苦みを加えることで、味に深みのあるしょうゆだれになります。


 
韓流だれをジュッと「からめて」、ご飯がすすむステーキに。韓流 サイコロステーキ

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焼き肉のたれにも使うこの韓流だれは、ステーキに合わないわけがない! ということで、「鮭の竜田揚げ 韓流だれ」では、韓流だれを「かける」使い方をご紹介しましたが、こちらはステーキに「からめる」という使い方です。サイコロステーキは簡単ってイメージが強いのですが、意外に火の通し方が難しいんっすよ。表面こんがり、中はええ感じのレアに仕上げないといけないのでね。案外弱めの中火くらいでじっくり焼いていく方がうまく仕上がりやすいです。
強火だと表面は焦げて中は生のままになっちゃいますのでね。あと、つけあわせの「さらし玉ねぎ」は我が家では定番。牛肉のおかずの時は必ず生の玉ねぎをどっさり用意し、手づかみで食べてました。母いわく、消化にもいいし、牛肉の脂分を分解してくれるのだとか。ぜひ試してみて!
ココがポイント!
ステーキをおいしく仕上げるポイントは、牛肉は室温にもどし、包丁の背でたたくこと。この2つでぐんと柔らかくなります。


料理のココロ …「韓流だれのおいしさの秘密」です。

韓流だれのおいしさの秘密なんて、そんな簡単に明かされへんなぁ~。なんて言っちゃうと話が終わってしまうので、あなただけにこっそり教えちゃいます。秘密やで☆

さてさて、韓流だれの最大の特徴は複合的な味わいがあるってことです。甘味、酸味、苦味、塩味、辛味などの味がミックスしてるんですね。なので材料はちっと多くなるのですが、その分、料理に豊かな味わいと彩りをもたらせてくれます。

自分で新しいたれを作ってみようと思ったら、上の五つの味に相当するものを選んでから作ってみてください。この食材でほんのり甘みをだして、もっと酸味をきかせよう、とかね。食材、調味料の勉強にもなるし、味覚が鋭敏にもなりますよ。

今回は、大さじと小さじで簡単にできる分量で紹介しています。余ったらどうするの? なんて方は、空きびんなんかに入れておけば、冷蔵庫で4~5日は保存できますのでご安心を。でも、一度食べたら病みつきになってすぐになくなっちゃうから、そんな心配はいらないっすよ(笑)。
 

料理/ コウケンテツ 撮影/松本祥孝(韓流 サイコロステーキの写真) スタイリング/ 諸橋昌子

次回の更新は11月6日(火)予定です。