ムービーレシピ・コウケンテツのいつでも料理教室

夏といえばカレーです！　せっかくならおいし～く作りたいですよね。そこで今回は、カレーフェスティバルを開催。コウさんが「僕のベストオブカレー！」と自信をもっておすすめする2品を教えてくれました。どちらも簡単なのに、味は本格派ですよ。

本格的なカレー屋さんで食べる、スパイスをふんだんに使ったカレーはおいしい！　おうちでもできないかな～……。そんなみなさまの願望をかなえましょう（笑）。スパイス＆骨つき鶏もも肉1本（しかも1人分で）を豪快に使った、味もお腹も大満足のカレーです！　今回は市販のカレールウではなく、ベースは普通のカレー粉。それにクミンとガラムマサラをちょいとプラスして作ります。こう言うとメンドクサイかな、って思われるカモですが、混ぜるだけでできるお手軽カレーペーストで材料を煮込むだけ！　

めっちゃ簡単やん！　骨つきチキンから出たうまみ、スパイスの香り、ヨーグルトの酸味が絶妙にマッチするので、カレー好きならぜひ試してみて！　骨つきがなければ、鶏もも肉で代用してくださいな。

	カレーペーストで鶏肉を煮込んだら、ヨーグルトを入れて。味がマイルドになり、カレーに欠かせない酸味も加わります。

お次はタイ風カレー。どういうわけか、男性よりも女性に人気ですね。上のスパイシーチキンカレーが男の子カレーなら、こっちは女の子カレー……ってとこかな？　タイ風カレーは専用のペーストやスパイス、タイの唐辛子なんかがないと、できないと思っているあなた！　普通のカレー粉とココナッツミルクさえあれば、10分（言い過ぎかな？）でおいしいタイ風カレーができまっせ～。ほんで注意してほしいのが、ココナッツミルクを入れたら、あまり煮込まないでってこと。独特の風味が飛んでしまいますのでね。あと、このレシピはあくまでタイ「風」カレーですので。そこんところ誤解のないように……。

カレー粉を入れたら、まずは油となじませて炒めます。粉っぱさがなくなり、スパイスのコクと風味を出すことができます。


	料理界の国民的大スターといえば、カレーですよね。この国での歴史は浅いはずなのに、大したもんやなぁ。カレー論を語るには、このスペースでは少なすぎる！ってくらい、カレーって奥深い。でもあえて、カレーの素晴らしいところをあげるとすれば、それは相手（食材）を選ばないところです。お笑いで言えば、どんな人とからんでもその人の持ち味を引き出してくれる、そんなベテラン芸人。えぇ存在です（笑）。いわゆるカレーライスとしてだけでなく、カレー粉を風味づけ程度に使うってのもあり。魚の煮つけにちょいと足したりしてね。既成概念にとらわれなければ、いろんな使い方ができますよ～。

料理/ コウケンテツ　撮影/松本祥孝(簡単タイ風カレーの写真）　スタイリング/ 諸橋昌子

次回の更新は7月31日（火）予定です。