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コウケンテツのわがままレシピ拡大版 いつでも!料理教室
Lesson13 ソースにひと工夫 満腹肉おかず
がっつり食べたいときのメニューはやっぱり肉のおかず。でもいつもと同じじゃつまらないですよね。そこでコウさんが教えてくれたのが、ソースにひと工夫したメニュー。これなら、お腹もしっかり満足できて、ちょっと目先が変わりますよ。
チキンとアボカド。そこにマヨネーズが加わったら最強です。カリカリチキンのアボカドマヨソース

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から揚げや照り焼きチキンなど、鶏肉の定番メニューはよく作るけど、もっとレパートリーを増やしたい!って思っている方も多いはず。そこでおすすめなのが、このレシピ! 鶏肉に片栗粉をまぶし、フライパンにちょっと多めの油を入れて揚げ焼きにします。
ポイントは、片面をこんがりと焼いてひっくり返した後、スプーンで油をかけながら焼くことです(フランス料理で使う調理法で、アロゼといいます)。こうすると中まで火が通り、表面がカリカリになるんです。揚げものが面倒なときもこれなら手軽でしょ。ソースは濃厚なアボカドに、マヨネーズとレモン汁を加えてさっぱり味に。このソース。サラダのドレッシングやサンドイッチにもよく合うんですよねー。
ココがポイント!
スプーンで油を回しかけながら焼くと、中までしっかり火が通ります。最後に強火にすると、表面がカリカリになって揚げたような食感に!


 
フレッシュなトマトをソースにするところがニクいでしょ。イタリアンポークソテー

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豚肉はホンマに大好きで、ほとんど毎日食べているカモです。おすすめなのがこのポークソテー。ちょっとしたコツをマスターすれば、誰でもおいしくできます。まず、ローズマリーを使うのがポイント。豚肉との相性は抜群。お肉にまぶすことで臭みを消してくれるし、うまさも倍増しますよ!  焼き方にもコツがあるんです。ロース肉は側面の脂身が一番火が通りにくいので、まずは側面の脂身をこんがりと焼いてください。そうすることで火の通りが均一になります。後は鶏肉と同じように、スプーンで油をかけながら焼くこと!
 フレッシュトマトのソテーをソースにするところがニクい(笑)。甘みと酸味が豚肉にベストマッチなんです。
ココがポイント!
豚肉は赤身と脂身の境目に、包丁の刃先で切り目を入れて筋を切ります。さらに包丁の背でたたくと、焼いたときに肉が縮まず、柔らかく仕上がります。


料理のココロ …「壮大なる、肉ワールド」です。

お肉は表面はこんがりと、中はジュワッとジューシーがウマイですよね~。おかず登場回数NO.1の「肉」だからこそ、もっとおいしく食べて欲しいってことで、調理のコツを順番に説明しますね。

まず、お肉は室温に戻しておくことが大事です。それが手間なら、冷蔵庫から出してすぐには調理しない、って覚えておいてもらえたら大丈夫です。

次は下処理。面倒だからってパスしないでね。これが結構重要。それぞれの肉に合った方法をマスターしちゃいましょう。例えば、鶏もも肉は余分な脂身を取る→筋を切る。豚ロース肉は筋を切る→包丁の背でたたく。まぁ、それだけなんやけど、お肉が断然柔らかくなりますよって。

そして火力。基本的に僕は「薄切り肉は強火で手早く。厚切りの場合は弱めの火でじっくり」です。メニューによっても変わりますが、火加減に迷ったときはこれを参考にしてください。

あとは、どんなメニューでも少量の塩で下味をつけることかな。こうしておくと味が決まりやすくなりますよ。ザザッと説明しましたが、いかがです? これらを踏まえてもっとあなたの「肉ワールド」を広げてみてね(笑)。
 

料理/ コウケンテツ 撮影/松本祥孝(イタリアンポークソテーの写真) スタイリング/ 諸橋昌子

次回の更新は6月5日(火)予定です。