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コウケンテツのわがままレシピ拡大版 いつでも!料理教室
Lesson10 とろ~りが決め手の卵メニュー
「卵メニューの魅力は、絶妙なとろ~り感だと思うんです! おいしいタイミングを逃さず作る方法を、コウさん教えて!」ということで、今回はオムレツをのっけたオムそばと、定番の卵とじを、とろ~りとした仕上がりにこだわってご紹介します。
卵が半熟状になったら、すべらせながら焼きそばにのせます。とろ~り卵のオムそば

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これね、実は思い出の1品なんです。子供のころによく連れて行ってもらってたお好み焼き屋がありまして、ある日お店に行くと、新メニューで「オムそば」なるものが! 「オムそば」ってなんや。早速オーダー。これが……絶品! あまりのおいしさに学校の作文でいかにこのオムそばがおいしいかを書き連ねると、学級新聞で発表されるハメに。それを今ここに再現。
でもそのお店のオムそばはソース&ケチャップ&マヨたっぷり、そして大量のかつお節をぶっかけるってのが特徴。カロリーを気にしないかたはそれでどうぞ! そんで卵の仕上げのコツ。フライパン内で菜箸でぐるぐると混ぜ、卵の縁が乾いてくるのが合図です。そしたら、すべらせながらon the 焼きそば!
ココがポイント!
溶き卵を流しいれたら、すぐに全体に薄く広げて菜箸でぐるぐると半熟状になるまで混ぜます。縁が乾いてきたらOK。


 
甘みのあるだしがしみ込んだ鶏肉はご飯にぴったり。鶏肉と玉ねぎの卵とじ

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コウケンテツ、実は大の親子丼好きでして。大阪に住んでいたころ、いろいろ食べ歩きに行ったのですが、一番うまい!って思ったのが、なんとうちの次男の親子丼。奴の親子丼は最高です。アニキは変わり者で休みの日の早朝、フラッと中央卸売市場に行き、おいしい地鶏とかつお節を購入。帰宅後、「命のだし」とか言いながら大量のかつお節でだしを取った最高にうまい親子丼を作り、家族をびっくりさせたものでした。奴は何者!? さてさて今回は卵とじにしました。ポイントはもちろん半熟卵。卵を入れたら10秒数えてふたをする。
そのまま20秒待ってふたを開ければ、30秒でとろ~りな仕上がりに。甘みのあるだしがしみ込んだ鶏、卵、言葉はいらないです。
ココがポイント!
溶き卵を回し入れたら10秒数えてふたをします。そのまま待つこと20秒。ふたを開ければ、ほどよく火が通ってとろ~り卵に!


料理のココロ …「卵の黄色にホッとするワケは……」です。

ちょっとおおげさやけど、卵を語る!ってなると、今回の2品のように思い出とリンクしちゃいます。卵料理がなんだかホッとするのは、そのせいなのかなぁ。さてさて、自他ともに認める卵好き・コウケンテツのいちばんの思い出メニューは、日曜の朝、母がよく作ってくれた卵サンド。シンプルな卵スプレッドのサンドなんですけど、これがホンマにおいしかった。どんな具が入ったサンドも、これには勝てないですね。 それから、僕がよく作るのはスペイン風っす。ほくほくじゃがいもが具で、卵はふんわりとしながらもしっかりとした食べごたえ。シェリーをがぶ飲み状態になること、うけあいです。スペイン風オムレツの特徴は、卵にしっかり火を通すこと。冷めてもおいしいので、おべんとうやパーティメニューにもおすすめ。みんな思わずホッとして、ニッコリしちゃうはずですよ。
 

料理/ コウケンテツ 撮影/松本祥孝(鶏肉と玉ねぎの卵とじの写真) スタイリング/ 諸橋昌子

次回の更新は4月17日(火)予定です。