キホン!room
生クリームを泡立てるときは
ヨーグルトムースのムースは、フランス語で泡という意味。お菓子でも料理でも、ふわふわとした口あたりのものに、ムースという名前がつけられます。泡立てた生クリームを加えるのも、その手法のひとつ。以前、生クリームは実際に泡が立っているのではないことをお話しましたが、今回は、泡立てるときの注意点をご紹介します。生クリームは、氷水を入れたひと回り大きなボウルの中で泡立てるのが鉄則。というのも、生クリームの脂肪球は熱に弱く、温度が上がると不安定になって、ホイップクリームのきめが粗くなるのです。ぼそぼそとした泡立てすぎの状態になる原因にも。冷やすことで、脂肪球が安定してなめらかなホイップクリームになります。また、ステンレス製のボウルを使うときは、あまり力を入れると、金属がはがれてクリームに混ざってしまうのでご注意を。
生クリームは必ず冷やしながら泡立てましょう。生クリームを入れたボールを、氷水を入れたひと回り大きなボールにつけるようにすると、失敗がありません。
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