
「
矢祭町へ行ってみませんか?」
そんなお誘いを受けて、「はい! 行きます!」と即答したものの……、正直に言ってしまうと、矢祭町がどこにあるのか知りませんでした(すみません!)。
ところが、実際に訪れてみると、人の温もりあふれる矢祭町の大ファンになってしまったのです。
福島県の最南端にあり、〈
東北の勝手口〉とも呼ばれる矢祭町の魅力をお伝えするべく、2023年1月6~7日に開催された
モニターツアーの様子をレポートします!
>>矢祭町の食材が買える「もったいない市場」が東京で開催!
絶品ランチからスタート!
1日目は、想定外の交通トラブルにより、予定より3時間近く到着が遅れてしまいました。ツアーの参加者はみんな、もうおなかペコペコです。
そんな私たちを待っていたのは、
矢祭町のかたがたと地域の子どもたち。
そして、
手打ちそばと地元野菜の天ぷらです。 私たちが到着するやいなや、「そばはゆで立てが一番だから!」とそばをゆではじめたのは、地元のそば打ち名人。
そして、地域のお母さんたちは、「うちで採れた野菜よ!」と天ぷらを揚げてくださいました。



長旅で少し疲れていた参加者たちは、
「コシがあってお店で食べるそばみたい! 大盛りお願いしまーす!」
「寒ちぢみほうれん草の天ぷらですか? 初めて食べるけど甘くておいしい~」
と、いきなりのおもてなしにテンションが上がります。
心躍る、いちごの収穫体験!
息つく間もなく訪れたのは、
いちご農家「すずき農園」さんです。
ハウスの中に足を踏み入れると、いちごのいい香り~!

「自分の名前で出すのだから、責任を持っておいしいものを作りたい」と語るのは、
いちごの生産を始めて25年という鈴木さん。
毎年11月~5月くらいまで、『
とちおとめ』を出荷しているそうです。
鈴木さんのご厚意で、収穫体験をさせていただくことに。
「どれがおいしそうかな~」と長い畝に沿って畑を歩きながら、それぞれがお気に入りのいちごを探します。
私も真っ赤に熟したいちごを見つけて、その場でパクリ。
「うゎ、甘~い!」と思わず声を出してしまうほど、
甘酸っぱくてジューシーな味わいに感激!
丹精込めて作ったいちごのおいしさを実感することができました。

しいたけ農家の見学へ
続いて向かったのは、
しいたけ農家「日渡きのこ園」さんです。
薄暗く、湿気を帯びたハウスの中に入ると、培養の土台となる「菌床」がびっしりと並んでいます。
ここでしいたけ栽培をしている尾亦さんは、しいたけ作りが楽しくて仕方ない様子。

「しいたけが成長しやすい環境を作るのは、結構大変なんです。ときどき失敗することもあります(笑)。試行錯誤の連続ですが、自分の理想のしいたけができたときはやっぱりうれしいですね」
そんな尾亦さんが栽培するしいたけは、
軸はしっかり太く、カサは肉厚でぷっくり。
参加者からの質問にも一つ一つ丁寧に答えていただき、「
良いもので勝負したい」という心意気を感じながら、1日目の行程を終えました。
