バターを練り混ぜる
ボールにバターを入れ、ハンドミキサーの高速でなめらかになるまで1分ほど練り混ぜる。
[POINT]
ボールの底に水でぬらして固く絞ったふきんを折りたたんで敷くと、ボールの底がすべりにくく作業しやすくなります。
砂糖を加えて混ぜる
グラニュー糖を加え、ふわっと白っぽくなるまでさらに2~3分混ぜる。
[POINT]
ここでふわっと空気を含ませるように混ぜることで、バターの風味が濃く、しっとりとした口当たりに。
溶き卵を少量ずつ加える
溶き卵を5~6回に分けて加え、そのつどつやが出て生地に筋が見えるまでハンドミキサーで30秒~1分混ぜる。
[POINT]
冷蔵庫から出したての卵は冷たく、バターの脂肪分と混ざりにくいので、湯せんで温めたもの少しずつ加えてなじませるのがコツ。生地がボロボロに分離してまったら、薄力粉とベーキングパウダーの1/4量ほどを先にふるい入れ、ハンドミキサーで混ぜます。
粉類をふるい入れる
薄力粉、ベーキングパウダーを万能こし器を通してふるい入れる。
[POINT]
だまが残ってしまった場合は、手で万能こし器に押しつけてこするときれいにふるえます。
30回を目安に大きく混ぜる
片手でボールを手前に回しながら、ゴムべらで底から大きくすくうようにして20回ほど混ぜる。ボールの側面の生地を落とし、さらに10回ほど混ぜる。
[POINT]
混ぜすぎると粘りが出て、生地が膨らまずに食感も悪くなるので、手早く切るように混ぜて。
抹茶生地を作る
【5】の生地の1/3量を別のボールに取り分けておき、牛乳を加える。つづけて、万能こし器を通して抹茶をふるい入れ、【5】と同様に30回ほど混ぜる。
抹茶生地とプレーン生地をマーブル状にする
【6】の抹茶生地を【5】のプレーン生地にのせ、3回ほど大きく混ぜてマーブル状にする。
[POINT]
ここで混ぜすぎると抹茶生地とプレーン生地がなじんでしまうので、混ぜすぎないこと。
型に生地を入れる
型に生地をスプーンで少しずつ落としながら入れ、型をゆすって表面をならします。
[POINT]
生地を入れる前に、生地の少量を型に塗っておくと、オーブン用シートが型に接着して生地が入れやすくなります。
生地はゴムべらではなく、スプーンでやさしく入れるのがコツ。スプーンで入れるとマーブル模様がキープできて、断面が美しく仕上がります。
途中で切り込みを入れて焼く
オーブンの温度を170℃に下げ、型を入れて40~45分ほど焼く。途中10分ほどたって生地の表面に膜ができたら、オーブンを開けて、刃を水でぬらしたナイフで中央に10cmほど切り込みを入れてから再び焼く。
[POINT]
切り込みを入れることでパウンドケーキならではの形に焼き上がり、生焼けも防いでくれます。オーブンを開けると庫内の温度が下がるので、切り込みを入れたらすぐに閉めて。
焼け具合を確認
手に軍手をはめて型ごとケーキークーラーに取り出す。中央あたりに竹串を刺し、何もついてこなければOK。
[POINT]
竹串に生地がついてきたら、生地がつかなくなるまで、加熱時間を5分ずつ追加して焼き上げます。
さまして落ち着かせる
焼けたら、型ごと高さ10cmくらいから2回落として空気を抜き、焼き縮みを防ぐ。型を傾けてケーキを取り出し、オーブン用シートをはがしてケーキクーラーに置いてさます。ケーキが温かいうちに、シロップ(分量外)を刷毛(なければスプーン)で塗ると生地がしっとりするのでおすすめ。シロップは、水50mlとグラニュー糖50gを小鍋で煮立たせてグラニュー糖を溶かし、さませばOK。
[POINT]
さめたら食べる分だけ切り分け、残ったものはラップで包んで常温で3~4日保存可能。冷凍する場合は1 切ずつカットしてラップでぴっちりと包み、密閉容器や冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ。約1カ月保存できます。いただくときは常温で解凍してどうぞ。