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自家製ゆずジャム

料理: 小田真規子

撮影: 広瀬貴子

自家製ゆずジャム

材料 (でき上がり680~700g分)

  • ゆず※ 6~7個(700~800g)
  • 砂糖 300g
    • ※ジューシーなジャムを作るには、たっぷりの果汁と柔らかい皮が必要。大きめのもので、ふかっとした柔らかい感触のゆずを選ぶようにして。

下準備

  • ゆずはぬるま湯に浸し、表面の汚れをゆるめる。たわしで全体をこすり、よく洗う。

作り方

  1. ゆずは横半分に切る。1/2量は絞り器などで果汁を絞り、ボールに果汁を入れる。残りはぺティナイフなどで身をこそげ、果汁のボールに加える(種はすべてとっておく)。
  2. 【1】のボールに万能こし器をのせる。【1】のゆずの皮を半分に切り、へたをそぎ取る。薄皮と種を取り(白い部分は取らない)、万能こし器に入れる(果汁がこぼれるので、万能こし器の上でやるといい)。取った薄皮を万能こし器に押し当て、果汁を絞る。ボールの果汁と果肉を計量カップにあけ、2と1/2カップになるように水をたす。
  3. 【2】で取った種を、水でぬらして絞った清潔なガーゼやさらし(なければ厚めのペーパータオル)で包み、たこ糸で縛る。種には、ペクチンと呼ばれる食物繊維が含まれ、これによってとろみがつくので、作り方【5】~【6】でいっしょに煮る。
  4. 口径20cmのホーロー(またはステンレス)の鍋に【2】の皮を入れ、かぶるくらいの水を注ぐ。中火にかけ、煮立ったら弱火にして、そのまま20分ほどゆでる。下ゆですることで、苦み、えぐみが取れる。皮が少し透き通るくらいになったら火を止める。ざるに上げて水に2~3分つけ、しっかりと粗熱を取る。
  5. 【4】のゆずの皮を、1/2量は斜めせん切りにし、残りはみじん切りにする。せん切りだけではなく、みじん切りの皮を加えることで、とろっとした口当たりに仕上がる。【4】の鍋をさっと洗って水けを拭き、ゆずの果汁、果肉、ガーゼで包んだ種、皮と、砂糖を入れる。
  6. 【5】の鍋を中火にかけ、混ぜながら煮立たせる。アクを取り、弱めの中火にして20~25分煮る。途中、15分煮たところでガーゼを取り出す。さめるととろみがつくので、少しゆるいくらいで火を止めてOK。ジャムが熱いうちに、煮沸消毒したびんに口を5mm程度残して移し、ふたをして逆さにし、完全にさます。

    ポイント
    1.【保存法と保存期間】冷蔵庫で3カ月、冷凍庫で5~6カ月は保存可能。

    2.保存容器、びんは煮沸消毒しましょう

    容器やびん、ふたは洗剤で汚れを落とします。次に鍋にたっぷりの湯を沸かし、容器、びん、ふたを入れます。水面から容器が出ている場合は、トングなどを使って容器を回し、熱湯が全体にいきわたるようにして。そのまま5分ほど煮ます。煮ている間に清潔なふきんを用意し、バットに敷きます。容器、びん、ふたを取り出し、バットの縁にかけるように置いて。こうすることで蒸気が逃げ、乾きやすくなります。そのまま自然乾燥させれば、煮沸消毒は完了です。

    ※プラスチック製のふたは熱に弱いので、煮沸消毒はせず、洗剤で汚れをしっかり落として。