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ふろふき大根

料理: 福山秀子

撮影: 青山紀子

ふろふき大根

材料 (4人分)

  • 大根(できれば中央の部分) 16cm
  • 昆布(5×12cm) 1枚
  • 西京みそ 100g
  • 卵黄 1/2個分
  • だし汁 1/2カップ
  • ゆず 適宜
  • 砂糖
  • みりん

作り方

  1. 大根は厚さ4cmの輪切りにして皮をむく。切り口の角を薄くそぎ取って面取りし、切り口の片面に十文字にかくし包丁を入れる。
  2. 鍋に昆布を敷いて、大根を、かくし包丁を入れた面を下にして並べ、たっぷりの水を加えて火にかける。煮立ってきたら弱めの中火にし、落としぶたをして大根が柔らかくなるまで30~40分、ことこと煮る。
  3. 別の鍋に西京みそ、卵黄、だし汁、砂糖大さじ2、みりん大さじ1を入れて弱火にかけ、しゃもじで混ぜながら、とろりとするまで練る。
  4. 器に大根を盛り、煮汁少々をはる。合わせたみそをのせ、削ったゆずの皮(下記参照)を散らす。
    (1人分109kcal 塩分1.6g)

    ●冬の香り、ゆずの皮を使いこなす
    1.ゆずの皮は、大根のようにすりおろしては、水っぽくなって香りは立ちません。できるだけ目の細かい、銅製などの丈夫なおろし金を使い、ゆずの表面をひっかくようにして削ります。このとき、手に持ったゆずは、おろし金にたたきつけるようにひっかくとうまくいきます。
    2.おろした薬味などをおろし金から払う、ほうきに似た竹製の刷毛。これでゆずの皮をふろふき大根に散らすと、たちまちいい香りが立ちます。なければ、茶せんや竹串3~4本をまとめて代用するといいでしょう。