あめ色になるまでじっくり炒めた玉ねぎと風味満点のカレー粉で作る味は、こくがたっぷりの格別なおいしさ。
玉ねぎは皮をむいて半分に切り、縦に薄切りにする。しょうがは皮をむき、にんにくとともにみじん切りにする。
鍋にサラダ油大さじ3を強火で熱し、玉ねぎを入れて炒める。しんなりとしてきたら中火にし、にんにくとしょうがを加える。火を弱め、木べらでときどき混ぜながら、30~40分じっくりと炒める。混ぜすぎず、フライパンの底やまわりについた焦げをこそげて、からめるように炒めるのがコツ。
別の鍋に水4カップを沸かし、固形スープの素を溶かして弱火にかけておく。
玉ねぎが濃いあめ色になったら、カレー粉大さじ1と1/2をふり入れる。木べらで混ぜながら玉ねぎにからめ、香りが立つまで1分ほど炒める。長く炒めすぎると、苦くなるので気をつけて。
小麦粉大さじ3をふり入れ、木べらで混ぜてなじませる。焦げ茶色のカレールウの素のでき上がり。
温かいスープを、少しずつ加えてのばす。一度に加えると、だまになったり、とろみがつかなくなるので、おたま1杯分くらいずつ加えて。スープを入れたら、そのつど木べらでよく混ぜながら、ルウの素となじませる。スープをすべて加え、あればローリエを加えて強火で煮る。煮立ったら弱火にし、アクをていねいにすくい取る。
10分ほど煮て、少し煮つまった感じになったら、トマトケチャップ大さじ1を加える。
さらに5分ほど煮たら、皮をむいたりんごをすりおろしながら、鍋に加えていく。さらに15~20分弱火で煮込む。
鶏肉は、一枚を3つ~4つのぶつ切りにし、バットに並べて、塩、こしょう各少々と、カレー粉大さじ1をふって、手でよくもみ込む。
フライパンにサラダ油大さじ1を入れて中火で熱し、鶏肉を入れる。菜箸で返しながら、両面をこんがりときつね色になるまで焼く。あとで煮込むので、表面に焼き色がつけばOK。
鶏肉をカレーの鍋に加える。フライパンの油を捨てて水大さじ2~3を加え、中火で半量になるまで煮つめて、カレーの鍋に加える。中火で、焦げないようにときどきかき混ぜながら20~30分煮込む。味をみて塩、こしょう各少々を加え、バター大さじ2を加えてすぐに火を止める。器にカレーを盛り、好みでバター少々をのせる。別の皿にご飯を盛って添える。
(1人分943kcal、塩分2.9g)