だし汁に片栗粉でとろみをつけておくのが、すがたたないようにするコツ。口当たりのよい仕上がリに大満足。
だし汁を鍋に入れて強火で煮立て、塩小さじ1、しょうゆ小さじ1/2、砂糖小さじ1/4を加える。再び煮立ったら、片栗粉を同量の水で溶き、もう一度指先で混ぜて加え、木べらで手早く混ぜてとろみをつける。こうすると卵とよくなじみ、蒸しすぎても失敗が少なく、でき上がりの口当たりもよくなる。
だし汁を人肌程度にさます。指先を入れて、生ぬるいと感じる程度(約30℃)が目安。このくらいの温かさだと、卵がとろんとなってうまくなじむ。熱すぎると、卵が固まってむらになり、冷たすぎると、蒸し時間がかかってすの原因に。ボールに卵を割りほぐし、菜箸で静かに混ぜながら、だし汁を加える。卵液を、ボールなどで受けた万能こし器でこす。これで白身が切れて、口当たりがなめらかになる。
ボールに具の材料を入れ、手で混ぜる。茶碗蒸しの器に、具を4等分ずつスプーンで入れる(きれいに丸めなくてもOK)。卵液を器の八分目くらいまで注ぐ。表面に浮いた泡は、そのまま蒸すと、すの原因になるので、スプーンできれいにすくっておく。
蒸し器の上段に割り箸を4本置き、下段に水を入れて火にかける。充分蒸気が立ったらいったん火を止め、器にふたをして蒸し器に入れ、割り箸の上に並べる。割り箸を置くと、器の下にもすきまができて蒸気が全体に回り、すがたちにくい。
蒸し器のふたをして強火にし、1~2分蒸す。ここでまず、器を温める。器のふたを開けてみて、周囲が固まって卵の表面が白っぽくなっていたら、弱めの中火にして8~10分ほど蒸す。火が強いと中のほうにもすがたち、弱すぎると卵が固まらない。
器のふたを開けてみて、卵の表面が固まって、なめらかになっていたら弱火にし、さらに3~5分ほど蒸す。竹串を刺してみて卵液が流れ出てこなければ、長さ3cmに切った三つ葉をのせてもう一度ふたをし、30秒ほど蒸して火を止める。蒸し器から取り出し、そぎ取ったゆずの皮をのせる。
(1人分113kcal)