
スイーツ
カトルカール
更新日 2025/6/7

バター、砂糖、卵、粉の主材料をほぼ同量ずつ使う素朴なパウンドケーキ。バター、砂糖、卵は分離させず、粉を加えたら大きく混ぜるのがコツ。シンプルだからこそ、ふんわりとした食感や焼き上がりのよさが実感できます。
更新日 2025/6/7
- 費用目安
約40円
- カロリー
166kcal
- 塩分
0.1g
※費用や栄養素は1/10量で算出しています。
材料
- バター(食塩不使用)105g
- グラニュー糖100g
- レモン(国産)の皮のすりおろし1個分
- 卵2個※2個正味100g相当
- 薄力粉105g
- ベーキングパウダー1g
作り方
下準備
・バターは室温にもどし、指がスッと入るくらい柔らかくしておく。
・グラニュー糖とレモンの皮を混ぜておく。
・オーブンに天板を入れ、180℃に予熱する。
・型にオーブン用シートを敷く。
・卵を小さめの容器に割り入れて溶きほぐす。容器よりも大きめのボールに約70℃の湯を入れて容器を入れ、混ぜながら卵液を約40℃に温める。


調理
- 1
バターを練り混ぜる
ボールにバターを入れ、ハンドミキサーの高速でなめらかになるまで1分ほど練り混ぜる。[POINT]
ボールの底に水でぬらして固く絞ったふきんを折りたたんで敷くと、ボールの底がすべりにくく作業しやすくなります。 - 2
砂糖を加えて混ぜる
レモンの皮を混ぜたグラニュー糖を加え、ふわっと白っぽくなるまでさらに2~3分混ぜる。[POINT]
ここでふわっと空気を含ませるように混ぜることで、バターの風味が濃く、しっとりとした口当たりに。 - 3
溶き卵を少量ずつ加える
溶き卵を5~6回に分けて加え、そのつどつやが出て生地に筋が見えるまで30秒~1分混ぜる。[POINT]
冷蔵庫から出したての卵は冷たく、バターの脂肪分と混ざりにくくいので、湯せんで温めたもの少しずつ加えてなじませるのがコツ。生地がボロボロに分離してまったら、薄力粉とベーキングパウダーの1/4量ほどを先にふるい入れ、ハンドミキサーで混ぜます。 - 4
粉類をふるい入れる
薄力粉、ベーキングパウダーを万能こし器を通してふるい入れる。[POINT]
だまが残ってしまった場合は、手で万能こし器に押しつけてこするときれいにふるえます。 - 5
30回を目安に大きく混ぜる
片手でボールを手前に回しながら、ゴムべらで底から大きくすくうようにして20回ほど混ぜる。ボールの側面の生地を落とし、さらに10回ほど混ぜる。[POINT]
混ぜすぎると粘りが出て、生地が膨らまずに食感も悪くなるので、手早く切るように混ぜて。 - 6
型に生地を入れる
型に生地を入れ、表面を平らにならす。[POINT]
生地を入れる前に生地の少量を型に塗りつけると、オーブン用シートが型に接着して生地が入れやすい。 - 7
途中で切り込みを入れて焼く
オーブンの温度を170℃に下げ、型を入れて40~45分ほど焼く。途中10分ほどたって生地の表面に膜ができたら、オーブンを開けて、刃を水でぬらしたナイフで中央に10cmほど切り込みを入れてから再び焼く。[POINT]
切り込みを入れることでパウンドケーキならではの形に焼き上がり、生焼けも防いでくれます。オーブンを開けると庫内の温度が下がるので、切り込みを入れたらすぐに閉めて。 - 8
焼け具合を確認
手に軍手をはめて型ごとケーキークーラーに取り出す。中央あたりに竹串を刺し、何もついてこなければOK。[POINT]
竹串に生地がついてきたら、生地がつかなくなるまで、加熱時間を5分ずつ追加して焼き上げます。 - 9
さまして落ち着かせる
焼けたら、型ごと高さ10cmくらいから2回落として空気を抜き、焼き縮みを防ぐ。型を傾けてケーキを取り出し、オーブン用シートをはがしてケーキクーラーに置いてさます。ケーキが温かいうちに、シロップ(分量外)を刷毛(なければスプーン)で塗ると生地がしっとりするのでおすすめ。シロップは、水50mlとグラニュー糖50gを小鍋で煮立たせてグラニュー糖を溶かし、さませばOK。[POINT]
さめたら食べる分だけ切り分け、残ったものはラップで包んで常温で3~4日保存可能。冷凍する場合は1 切ずつカットしてラップでぴっちりと包み、密閉容器や冷凍用保存袋に入れて約1カ月保存できます。いただくときは常温で解凍してどうぞ。
初出 オレンジページ 2024年1月号