
スイーツ
ふわしゅわ食感の台湾カステラ
更新日 2025/6/5

しっとりした日本のカステラとは一線を画す、ふわしゅわな新食感。その秘密は「たっぷりのメレンゲ」と、「じっくり低温湯せん焼き」にあり!
更新日 2025/6/5
- 費用目安
約40円
- カロリー
351kcal
- 塩分
0.4g
※費用や栄養素は1/6量で算出しています。
材料
- 卵黄5個分
- 卵白6個分
- 砂糖120g
- サラダ油1/2カップ
- 薄力粉120g
- プレーンヨーグルト100g
- 塩小さじ1/4
作り方
下準備
・卵白は使う直前まで冷蔵庫で冷やしておく。
・プレーンヨーグルトは常温にもどす。
・オーブン用シートを右記の図のように切り、線にそって折り目をつけ、太線部分に切り込みを入れてバットに敷く。
・アルミホイルを30×30cmに切り、3等分に折る。これを2枚用意する。
・湯せん用の湯を沸かす(80℃が目安)。
・オーブンを150℃に予熱する。


調理
- 1
口径22cmのボールに卵白を入れ、ハンドミキサーの中速で30秒ほどほぐす。砂糖の1/2量を加え、高速で1分ほど泡立てる。
- 2
残りの砂糖を加えて高速で2~3分泡立て、しっかりとしたメレンゲを作る。
【ポイント】
泡立てた跡がくっきりと残り、角がピンと立つのが目安。ふわしゅわ食感の要。しっかり泡立てて! - 3
口径25cmのボールにサラダ油を入れる。薄力粉を加え、なめらかになるまで泡立て器でよく混ぜる。
【ポイント】
薄力粉はふるわなくてOK。材料を混ぜる順番を守ることが、なめらかな生地を作る秘訣。 - 4
プレーンヨーグルトを3回に分けて加え、そのつどよく混ぜる。
- 5
卵黄を1個分加え、ぐるぐる混ぜる。なじんだら残りの卵黄を2個分ずつ加え、そのつどよく混ぜ、均一になったら塩を加えて混ぜる。
- 6
【5】のボールにメレンゲ(※)の1/4量を加え、なじむまでよく混ぜる。残りのメレンゲの1/2量を加え、泡をつぶさないよう、泡立て器を底から持ち上げるようにして10回ほど混ぜる。さらに残りのメレンゲを加え、同様に40回ほど、むらがなくなるまで混ぜる。
※メレンゲがゆるくなっていたら、再び泡立ててから加える。 - 7
オーブン用シートを敷いたバットに生地を流し入れ、ゴムべらで表面を平らにならす。バットを持ち上げ、5cmの高さから作業台に10回ほど落として気泡を抜く。
【ポイント】
生地に含まれた大きな気泡を抜くことで、きめが整う。 - 8
準備したアルミホイル2枚をバットの短い辺に合わせて折り、バットとシートの間に差し込む。
- 9
オーブンの天板にふきんをのせ、バットを置く。天板の高さの八分目まで湯をはり、150℃のオーブンの下段で45~50分焼く。途中25~30分で様子をみて、焼き色がついていたらアルミホイルをシートの上にのせるようにしてかぶせる。
- 10
バットごと取り出し、5cmほどの高さから作業台に3回ほど落とす。バットから取り出してケーキクーラーなどにのせてさまし、シートをはがす。新しいシートで全体を包み、さらにラップで包んで冷蔵庫で3時間(できれば一晩)ほど冷やす。
【ポイント】
冷やすことで生地がなじみ、風味や食感がよりいっそうアップ!
初出 オレンジページ 2019年11月号
ポイント
オイルを替えて作ってもOK
サラダ油を入れることで、生地のふくらみと軽やかさがぐんとアップ! 必ず分量どおりに入れて。より香りの少ないグレープシードオイルや太白ごま油を使ってもOKです。
冷蔵&冷凍保存できる
冷蔵で約5日、冷凍で約2週間保存可能。ラップでぴっちりと包み、保存袋に入れて。冷凍した場合は、常温で自然解凍すると、ふわしゅわ食感ももとどおり! 半解凍くらいの状態で食べるのもおすすめです。
バリエーション

簡単なのに華やかな見た目のトライフル。角切りにしたカステラと、ホイップクリーム、いちごを器に盛るだけでOK。好みでミントの葉を飾れば、ワンランク上のデザートに。ホイップクリームの量はカステラ1/6量に対して生クリーム1/2カップ、砂糖小さじ2が目安。七分立て(持ち上げるとぽったりと流れ落ち、跡が少し残って消える程度)に泡立てて。

トーストのようにカリッと焼くと、新たな食感が生まれます! フライパンにカステラを適宜切って入れ、中火ですべての面をこんがりと焼いて。あつあつのうちにバニラアイスと市販のあんこをのせ、好みで抹茶をふった和風仕立てもおすすめ。

卵液を吸ったカステラがふわふわプルン! 卵1個、牛乳1/2カップ、砂糖大さじ1を混ぜて卵液を作り、カステラの1/4量を4等分に切って浸します。フライパンにバター大さじ1弱を入れて弱めの中火にかけ、バターが溶けてきたらカステラを並べて。両面を2~3分ずつ焼いて器に盛り、メープルシロップや粉砂糖をかけてめしあがれ。